2012年12月30日日曜日

わたしたちは奇跡の連続の中に生きている

 
 2012年も、ありがとうございました。

 
 年明け早々に骨折、手術、入院、ライブ延期、というハプニングはありましたが、

 自分の中の本当に大切なものと手放したいもの、

 そういうものと静かに向かい合い、

 みつめなおすいい年でもありました。

 
 この一年、表面的な音楽活動は控えめでしたが、

 その中で自分の中はどんどん整理、淘汰され、

 ものすごくシンプルになった一年でした。

 
 今までどこかずっとあった焦燥感や、

 うまくいかないことへのいらだち、

 その後にくるあきらめ感、

 その他どうしようもない深い部分から来る哀しみ、

 そういうものがじわじわと溶けていき、


 今、

 自分の中を深くのぞいてみても、

 とても静かです。

 ふと気が緩むと、

 あんなにポロポロと涙をこぼしていたのに。


 わたしは今まで、"感情の揺れ"からことばを書き連ねていたので、

 こんなに心が静かで大丈夫かな、と思うくらいに。


 まあそれは分からないな。

 波はあるからな。


 とはいえ、

 歌を歌って、

 そのことをだれかと共有できて、

 それは奇跡のようなこと。


 愛する人たちが生きていて、

 毎日美しい朝がくることも、

 奇跡のようなこと。


 わたしたちは、

 奇跡の連続の中に暮らしている、

 そういうことをちゃんと覚えておこう。



 表面的な世の中がどうなっても、

 日々をどう感じるかは自分で選べる。


 強くやさしくしなやかに、

 また新しい年を創造していこう。


 
 今年もたくさんたくさん、ありがとうございました。

 ラブ。

 

2012年12月21日金曜日

leteワンマン〜リクエスト特集〜

 
 lete弾き語りワンマンライブにいらしていただいた方々、

 どうもありがとうございました。

tani_tckさんより。ありがとう!

 リクエストを募集したものの、数日前までまったく来なかったので、

 とりあえず自分で自分にジュディ・シルの曲をリクエストして練習しておいた。


 静かで繊細な曲たちなのでとても難しくて、

 好きだけど今までやってこなかったので、

 この機会に自分に課してみたというわけです。


 挑戦してみると、難しいけど楽しくて、

 寝ても覚めてもジュディ・シルをつま弾く日々。

 
 けれども結局、前日と当日にどんどんリクエストが来て、

 とてもちょうど良い塩梅になりました。


 とてもちょうど良い、というのは、

 ほんとに皆さんのリクエストが絶妙で、

 誰一人かぶってないし、

 曲数もちょうど1部と2部に合わせてちょうど良く、

 そして曲調もそれぞれで、

 アンコールの後に、取り上げ忘れていたリクエストの紙を2枚みつけたり、

 とにかく奇跡的な配分になったのでした。


 その日、

 その時間、

 あの小さな空間で、

 なにか特別な、

 素晴らしい感覚がずっとあった。


 あの大切な時間と空間をみなさんと共有できたことが、とてもうれしかった。

 
 どうもありがとう。

 
 素敵な日々を。


 
 


 

2012年12月19日水曜日

助産院で歌う

 
 毎年夏と冬に呼んでいただいている、松ヶ丘助産院で歌ってきました。


 小さい赤ちゃんたちがそこらじゅうにゴロゴロしていて、

 生の音に瞳をキラキラさせていて、

 ときにはグズったりもしている、

 そんな空間に、毎回ウルウルしてしまう。

 
 お母さんたちも楽しそう。

 
 赤ちゃんにとってはお母さんの安らかな笑顔が一番。

 お母さんと赤ちゃんで生の音楽に触れて楽しめる機会が世の中にもっとたくさんあればみんなハッピーだな。

 まあ一番いいのは、お母さんのやさしい鼻歌、だな。