2010年8月31日火曜日

アリエッティ


 昨日は映画「借り暮らしのアリエッティ」、今日は友人にもらったチケットで現代美術館の「借り暮らしのアリエッティ×種田陽平展」に連日で行ってきました。

 最高でした〜。

 映画の感動を残したまま、翌日は展覧会で実際にアリエッティの世界に浸れる。

 はーもう。

 子ども心に戻って、わー!と心がわくわくしっぱなし。

 
 子どもの頃のわたしは空想の世界にどっぶりと浸っていることが多く、

 日常生活は、ボヤーっとした子どもでした。

 でも、鏡の向こうの世界や、天地さかさまの世界、その他さまざまなファンタジーに思いを馳せ、そちら側方面ではいつも生き生きと想像を膨らませていました。

 
 そして大人になって出会ったこの小人の世界!

 なんて素敵〜〜〜

 いろいろあげ出したらきりがないけれど、

 家の感じとか、小物とか、庭とか、草花とか。虫の声とか、全体の色とか、もちろん音楽もずばらしく。

 ぜんぶぜんぶ良かった。

 映画帰りの道みち、小人の視点でいろいろ道ばたのものをみてしまう。

 久しぶりにこんな感覚を思い出した。

 ありがとう〜〜!!

 
 本日の酒のつまみは、ピーマン炒め生姜じょうゆ、いんげんのごまみそあえ、黄パプリカのゴマドレッシング(パプリカって甘ーい)。

 酒のお供本は、江國香織の「左岸」。

 

2010年8月29日日曜日

なんでもない今日のこと

 
 午前中、奎を伴って2件の図書館をハシゴし、

 帰ってお風呂にお湯をため、図書館で借りてきた本「TOKYO 0円ハウス0円生活」を読みながら、おーいいなあ、この感覚忘れてたぞ、と、自分の中でどこかに置いて来てしまっていたあのなんでもタダでゲットしていた頃の精神を思い出しながら半身浴で汗をかき、

 夕方、下北QUEのクリンゴンのリハーサルを見に行き(子連れなのでいつもリハのみ。でもリハだけでも充分にかっこよかった)、

 帰りに、久しぶりに吉祥寺のパッサテンポに奎とふたりで寄った。

 ワインと焼き茄子のカルパッチョ、美味しかった。

 いつものお姉さんが、奎の成長に驚いてた。

 2〜3才くらいのときによくかまってもらったから。

 もう8才だものね。

 テーブルを挟んだ向かい側で、静かにマンガなんか読んじゃってさ(ドラえもんだけど)。


 帰り際に、お店の隣りの空き地にいる猫たちを紹介してもらった。

 小さな猫たちの家族だった。

 広い空き地で、自由な暮らし向きのようだった。

 ヨドバシ裏の細い通りには、自由な猫たちが結構いる。ハモニカ横町にも(あそこにはドでかいネズミたちもおるが)。

 
 家に戻って、アボカドをつまみにワインを飲みながら、友人に借りた本を読む。

 宇野千代さんの「幸福を知る才能」。

 いいですねえ。

 凛としてて、ユーモアがあって。

 沢村貞子さんの「わたしの献立日記」を思いだした。

 そういえばあの本も好きだった。

 

2010年8月28日土曜日

弾き語り教室最終回

 

 イノトモの弾き語り教室、今日で終了でした。

 月2回の三ヶ月、あっという間でした。

 ぜんぜん足りない〜〜。

 でもみなさん確実に弾けるようになりましたよね(はじめからもう弾けてる人もいました)。

 ほんとにすばらしい!

 とっても楽しい時間でした。


 わたしがもっと上手だったならば、みなさんにもっと分かりやすくお伝えすることもできただろうに、という申し訳なさは残りつつ、

 第二弾を10月から始めることにしました。


 わたくしの教え下手はそう簡単には克服できないとは思いますが、

 こんなわたくしからガッツで何かをつかみ取ってもらえると幸いです(弱)。


 とにかく楽しく歌って弾ければそれでいいのです!

 わーい、です。


 今日の最終回のみなさんとの合奏は、わたし的に、とっても感動でした。

 どうもありがとう!!

 そして、こんな素敵な場を与えてくださったleteのまちのさんにも心から感謝。
 

 また次回に。

 

2010年8月27日金曜日

記憶展

  
 ディジュリドゥ奏者GOMAさんの「記憶展」に行ってきました。



 なにか言葉にできない、特別なものがありました。

 焦点をぼかしてその絵をずーっとみてると、ぐるぐる回る光というかエネルギーみたいなものが見えた。

 GOMAさん、すごいな。

 それを支えてる周りの人たちにも心から拍手。


 帰りに表参道の大坊珈琲店に寄り、美味しい珈琲で一休みしてから帰りました。

 

2010年8月22日日曜日

サンキュー

 
 となりのコミセンは、最高だ。

 音楽室(ホール)を借りれば、

 のんびりそこでいろいろできる(こないだはデモ録音した)。

 もちろん無料!


 今日は息子とふたりで、

 彼にはお弁当を、わたしにはワインとつまみを用意して、

 夕方から夜にかけてのんびりした。

 エアコンは効いているし、

 ピアノはあるし、

 貸し切りなので、

 持参の漫画も読みつつ。

 
 ワインを飲んだり、

 果物をつまんだり、

 ピアノで息子と連弾したり、

 息子がピアノ、わたしがギターでセッションしたり。

 歌ったり。

 
 涼しいし、自由だー。

 贅沢に過ごさせてもらってます。


 サンキュー武蔵野市(笑)。

 
 こないだのHMV渋谷のお別れイベントのときにちらりと思ったのだけれど、

 あのときはミュージシャンみんな、純粋にノーギャラで参加していた。

 そしてそこになにか受け取るものがすごくあった。

 集まってくれた人たちと、

 表現する人たちの間の、

 コミュニケーションというか、エネルギーの交換というか、

 そこにはお金に換算できないものが確かにあり。


 世の中にお金というものがなくなったら、

 シンプルに、

 個人個人の喜びだけに焦点が合わせられていくのではないかと、

 おぼろげながらに思ったわけです。


 無料で使えるコミセンや図書館のように、世の中全部がそういうふうになったらいいなあ。

 競争社会というものにもともと適応できないわたくしの、小さなつぶやきですけれど。

 

2010年8月21日土曜日

録音

 
 杏子さんの秋のアルバム用に一曲提供させていただくことになり、その録音でした。

 ご近所のスタジオ吉祥寺ledaで、いつものメンバー(イガさん、スパン子)に加え、マンドリンのたろうくん。3人とも素敵な演奏をしてくれました。

 途中で社長のフクシマくんも来て一緒に考えてくれたので、さらに安心。

 だいたいのオケができたところで杏子さんが登場、がっつり歌を決めてくれました。さすが〜。


 帰りにフクシマくんと二人でハバナに寄ってちょいと一杯飲み、いい気分で家路につきました。

 いい録音になったと思う!

 ありがとう!!


 仕上げがんばります。
 

2010年8月19日木曜日

ありがとう

 

 
 曽我部くんプレゼンツの、『HMV渋谷 おつかれサマーフェス!』に参加させてもらってきました。

 イノトモコーナーでは、曽我部くんにもコーラスで入ってもらっての「星と花」も演奏しました。

 実はこの曲、10年前に彼にプロデュースしてもらって以来、一度もステージでは共演したことがなかったので、感無量。

 曽我部くんは、次々と到着するアーティストの人たちにそれぞれ丁寧に挨拶をしたり、PA卓についていたり、ステージまわりを手伝っていたり、お客さんにわかるように「ただいまの出演は○○です」とスケッチブックにマジックで書き付けていたり、ステージに登場して歌ったり、とにかくずっとずっと働いていた。

 すごいなあ。

 心から尊敬する。

 こういう人だから、周りにたくさんの人が集まり、そしてなにか大きなことが動いていくのだろう。


 ほかの出演者の方々もほんとにそれぞれ素敵だったし、 
 愛にあふれた、すばらしいイベントでした。

 集まってくれたお客さんたち、
 そしてスタッフの方々も、ほんとにどうもありがとうございました!

 あの場にいれて、幸せでした。


 HMV渋谷店、お疲れさまでした!

  

2010年8月16日月曜日

渋谷HMVお別れサマーフェス

 
 今週の木曜日に、渋谷に歌いに行きます。

 曽我部くんが「渋谷HMVお別れサマーフェスやります、遊びに来てくれるミュージシャンも募集」と募っていたので即参加希望したところ、すぐに電話をくれて出演決定。ありがとう!!

 久しぶり〜、なにか一緒にやれるといいねえ、というようなやりとりでした。なにか一緒にやれるといいなあ。

 曽我部くんは、10年くらい前にシングル曲「星と花」のプロデュースでお世話になったり、その当時はサニーデイのライブを見に行って打ち上げに参加させてもらったり、うちに遊びに来てくれたり(MUGENのレコーディング中だった)、その後も、ずっとずっとその精力的な活動にわたしの中では昔からかなり尊敬の人なのですが、いつも気さくに関わっていただいて。

 そんな曽我部くん企画の渋谷HMVお疲れサマーフェス、これはぜひ参加でしょう。

 歌う場がなくとも、応援に行くでしょう。

 わたしが初めてインストアライブをさせてもらった場所でもあるし。

 若い頃は店内をよくウロチョロしてました。

 
 というわけで、しあさっては渋谷にぜひ足を運んでくださいね!!

 豪華メンバーで、一日中おもしろそうですよ。

 イノトモの出演は、13:30頃の予定です。


 

2010年8月7日土曜日

lete

 
 土曜日のleteワンマンにいらしてくれたみなさま、どうもありがとうございました。

 いつも感謝の気持ちでいっぱいです。


 前半は、わたしの曲に込めた宇宙観、みたいなものを話しながらお届けし(やはり言葉にするのはムツカシイ)、

 後半は夏の曲を混ぜたりしながら、

 楽しい時間でした。


 歌ってるときってほんとにとても幸せで、

 その時間を誰かと共有できてるって、

 ほんと、奇跡のようにありがたい。


 また、近いうちに、ぜひ。










photo by Hiroto WATANABE,thank you!
 

2010年8月5日木曜日

bice

 
 一週間ほど、福岡の実家に帰ってのんびりしてきました。


 福岡にいる間に、友人のbiceが亡くなったことを知りました。

 数少ない女性アーティストの友人のひとりでした。

 かわいくって気さくで、それでいて音楽への姿勢はとことんまっすぐで。

 自転車のことを、しばらく大きくなるまで"ででんしゃ"だと思っていたとこもまた愛しく。

 我が家にもときどき遊びにきました。


 ここ何年かは自然にやりとりがない中の、突然の知らせでした。

 
 彼女がこの世から突然いなくなったことがわたしの中でしばらく整理できなくて、

 ことばにするのが難しくて、

 ずいぶん時間が経ってしまいました。

 
 ただ、美しいままの姿をわたしたちの心に残して、

 ずいぶん早くにあちら側へ旅立ってしまったものだなあ、と、

 福岡の海を眺めながら、

 じんわりと思いつつ過ごしていました。

 
 ご冥福をお祈りします。

 ありがとうね。

 また会おうね。