息子が20歳になりました。
産後すぐの頃、授乳が痛すぎてつらかったこと
寝かしつけがいつもすごく大変だったこと
(グズッてなかなか寝ない&置いたらすぐビクっと起きるタイプ)
赤ちゃん独特の愛おしい匂い
夕方に泣き止まない息子に途方に暮れて、一緒にわたしも泣いたこと
卒乳のときの、身がちぎれるような切なさ
なかなかオムツが取れない心配
寒い冬の布団で一緒に寝るときの湯たんぽ的なあたたかさ
柔らかなほっぺぷっくりを両手で包んでクンクンするいとおしさ
そんな、ささやかな日々のことが思い出される。
彼が7才になるまではけっこうストイックに、こどもの心と身体の健康をかなり大切にした暮らしをしていた。
(安産のための毎日のお灸、産後のベビーマッサージ、母乳育児のための食生活、毎晩の読み聞かせ、テレビを見せない、夜のライブにはできるだけ連れて行かない、等)
その後彼が大きくなっていくにつれ、わたし自身はときどき飲み過ぎの朝帰りをするような自由なスタイルになっていき(ストイックは7才まで充分にやった)、
息子が朝、学校に行く時間に間に合うのかどうなのか?というギリギリの”アセリ朝帰り”の場面もときどきはあったりしつつも(爆)、
幼稚園や高校3年間のお弁当は二日酔いでも用意したし、
飲みに出る前には夕飯を用意して出たり(夫にバッサリまかせることも多々あり)、
ライブの翌日、ヘロヘロのまま早朝から野球チームのお世話に出たり、
ざっくばらんなスタイルではあったけれども、
おおむね、健やかに育ってくれたんじゃあないかとおもう。
20年、音楽活動と平行して、かけぬけた感。。
これからは良い飲み仲間として、楽しい関係になっていけたらいいです。
これまでわたしたちに関わってきてくれた、愛情を注いできてくれたすべての人たちに、心からありがとう。
これからも、どうぞよろしくお願いします!
photo by 近藤ナオユキ (2003年)