2014年5月31日土曜日

バンドツアー・大阪(いろいろありすぎて長文)

 
 朝、吉田さんが送りに来てくれて、

 手作りのおにぎりを差し入れてくれた。


 かわいい包みに、ウェットティッシュまで入っていて、男性なのにわたしたちより女子力高いよね、、と、わたしとゆう子さんで驚いた。

 吉田さん、何から何までありがとう!!

 
 伊賀さんはほかのライブのため一旦東京に戻り、

 ゆう子さんが代わりにハンドルを握ることに。




 手近な高速の入り口から入って大阪に向かったところ、

 どうもどこかでなにかを間違えたらしく、まず名古屋の環状線をひとまわりぐるりと回って(円が比較的小さくて助かった)もと入った場所を通り過ぎ、しかもナビがしつこく高速を降りろ降りろと言うので、一度高速を降りてUターン。

 わたし、環状線ってつい回りがちなんですよね〜

 というゆう子さんの発言にゲラゲラ笑いながら、気を取り直して改めてナビ通りに大阪へ向かう。


 そうこうするうち、

 もっと大きなわたしのヘマが発覚。

 
 なんとその日の宿の予約が取れていなかったのだ。

 前日の日付で取ってしまっていたらしく(完全なる初歩的ミス)、

 しかも当日はもう予約一杯で取れないとのこと。

 
 慌てて新たに宿を探しはじめることに。

 ひとり3,000円くらいの予算で考えていたので、そんな安い宿はなかなか簡単にみつからない。

 今回ツアー日程が丸かぶりのリクオさんチームにちょっと話を聞いてみよう、と、メンバーのササクラくんに連絡。

 さっそくリクオさんに相談してくれて、リクオさんまで巻き込んで宿探し。

 「俺がマーサに泊まることにして(リクオさんはカフェ・マーサのおふたりととても親しい)、俺たちが泊まる予定のホテルに泊まったら?」

 と提案してくれて、

 やったーありがとうございます!

 と、ホテル代を確かめるとそこは完全に予算オーバーだったので断念(リクオさんありがとう、スミマセン)。


 さらに探すと、西成区の方に、予算内の、とても安くて評価も良いホテルを発見。

 一部屋空いていたのでなんとか確保。


 ひゅう。


 いろんな人にご迷惑をかけ、ほんとスミマセン。


 宿探しであちこち連絡しているうちに大阪に入り、

 途中のサービスエリアまで今回の大阪京都ライブを取り仕切ってくれているお音楽感謝の中上くんが迎えに来てくれて、ゆう子さんと運転交代。
 
 ムジカジャポニカへはすんなり到着。

 のんびりお茶をする時間まであった。

 
 ムジカでは、共演の杉瀬さんの歌声にすっかり魅了された〜

 しっとりと艶やかで、とてもきれいな声。

 いい曲ばかり。

 そして良すぎる人柄(笑)。


 イノトモのステージでは、

 ゆう子さんのフルートと安宅くんのクラリネットが登場。



 ゆう子さんにとってはドキドキのフルートステージ初披露だったわけで、
 
 朝から車にこもってひとり猛練習したり、

 とにかくがんばってくれていたのだけれども、

 本番に緊張して、

 肝心のところで

 「ブヒっ」

 という音を出しちゃってた 笑


 あ、ゆう子さん「ブヒ」やっちゃった、

 と思うとおかしさがじわじわとこみ上げてきて、

 でもとても静かで大切な曲だったので、

 ひたすら歌に集中して、かろうじて演奏中に笑わずに済んだ。

 (本人はショックでそんな気持ちじゃないよね、ごめん)



 その後、演奏中にギターのストラップが突然切れ(これまでではじめて!)、

 なんとか右腕で支えながら曲の終わりまで演奏し、

 お店の人にストラップをお借りして付け直す間(ひもをネックに結ぶ作業に数分かかる)、ゆう子さんと安宅くんにフリースタイルで演奏してもらうというハプニングも(そのときの演奏はとてもかっこ良かった)。


 最後の最後に、ギターをギター置きに置いたらふわりと前のめりに倒れ、

 それを1番前の席の人がさっとキャッチしてくれてセーフ、

 という冷や汗な場面もあった。


 アンコールでは、予定にないダブルアンコール(!)をいただき、

 即興の「春の小川」を杉瀬さんとふたりでドキドキお届けしました。




 この一日で、一年分のハプニングやっちゃったんじゃないかな、という印象。


 ライブ後、近くでリクオさんチームが打ち上げをしているというので、

 昼間のお礼とお詫びも直接伝えたくて、打ち上げに合流させてもらった。

 



 豪華メンバーに加え、スチョリさんも一緒だし、途中でウリョンくんも合流。

 なかなか濃密な大阪の夜。


 翌日の京都に備えて、深くなる前にお店を後にし、

 ちょうどスチョリさんが今日泊まる予定のホテル(午後急に予約したとこ)のあたりに住んでるというので、同乗してもらう。

 途中、中上家で中上くんと安宅くんを降ろし、
  
 スチョリさんとゆう子さんとわたしの3人で西成へ向かった。

 
 ホテル近くでまず曲がる道を間違え、

 恐ろしく細い路地を、

 路地を行き交う何匹もの猫たち(とにかくそこらじゅう猫だらけ)を避けながらそろそろと進む。

 あまりに細い道なのに加え、そこここに電柱がせり出しており、途中、ミラーをたたんだり、スチョリさんが車から降りて通行を阻む放置自転車を避けてくれたりしながら、やっとこさ到着。


 ホテルは入り口も受付もとっくに閉まっていて、チャイムで受付の人を呼び出す。

 迎えに出て来てくれた、日本人なのになぜか日本語がカタコトに聞こえるおじさんに到着がすっかり遅くなってしまったことを詫びつつ、チェックインのサインなどをする(次からはもっと早く来てくれとカタコトふうに注意される。ちなみに夜中1時半くらい。ほんとスミマセン)。

 その間にゆう子さんは、スチョリさんとともに車を近くのパーキングに停めに行ってくれたのだが、

 その道のりが恐ろしく怖かったらしい。

 なんだか目つきの怪しい男たちが5〜6人、角からふらふらと車に近づいてきて、

 車内をじろじろとみるのだそう。


 比較的近所に住んでいるというスチョリさんもそんな体験ははじめてらしく、

 「俺も怖い」

 と言っていたそうだ。


 ふたりして全速力でホテルに戻ってきて、

 入り口でひと安心。


 スチョリさんはわたしたちの無事を見届けると、にこやかに、しかし足早に帰っていった。

 彼はいつもふにゃふにゃとしたゆるーい印象だけれども(演奏はとてもすばらしいけれども普段の様子はとてもゆるい笑)、

 今回はとっても頼もしく感じたな。

 どうもありがとう!


 そんなわけで、

 朝からの出来事をざっと振り返ると、


 1.名古屋の環状線をぐるぐる(Uターンで解決)

 2.本日の宿がないことが発覚(安宿発見)

 3.ギターのストラップが切れる(ムジカに拝借)

 4.ギターが倒れる(しかし受け止めてもらえる)

 5.宿周辺の治安がものすごく悪くてゆう子さんが怖い思いをする(スチョリさんに守ってもらえた)


 と、なんともまあハプニングに富んだ一日で、だけれどもひとつひとつなんとか上手くいった日だったわけです。

 
 これでもうツアー全行程分のハプニングは使い切っちゃったはずだから、

 翌日の京都はもうなんの問題もなく行けるだろう!

 と、なんの根拠もなく、

 安らかに眠りについたのでした。


 (ゆう子さんは先ほどのことをしばらく怖がっていて、部屋に落ち着いてからも、"日本じゃないみたいだった"としきりに言っていた)


2014年5月30日金曜日

バンドツアー・名古屋

 
 11年ぶりのバンドツアー。


 安宅くんちあたりで合流して、名古屋へ向けて出発。



 途中、富士川サービスエリアで休憩。




 富士川と富士山がとってもきれい。


富士山は遠くにかすんでる


 
 K.D.ハポン

 

 

 
 
 
アンコールは急きょツクモクもステージに呼んでセッション。

 共演のツクモクさんたち、メンバーそれぞれの個性が素敵に光りつつ、いい感じに混ざった、とっても素敵なバンドでした。

 組んでくれた吉田さん、K.Dハポン、お客さんたち、どうもありがとうございました♪


  ライブ後はみんな腹ぺこだったので、宿近くの台湾料理屋さんでそれぞれ好きなものを注文、みんなでまわしながら頂いた。




 安宅くんが注文した汁ビーフンがことのほかやさしい味で、安宅くんっぽいね〜、と、みんなで笑ったのでした。


 

2014年5月27日火曜日

フルートとクラリネット編成


 このたびの名古屋大阪京都ツアー、

 諸事情により、大阪公演だけベースの伊賀さんが出演できないことになってしまったので、

 どういうふうなステージになるかな、と思っていたところ、


 ドラムのゆう子さんがふいに

 「わたし、フルート吹こうかな」

 と言い出し、

 それを聞いた安宅くんが

 「じゃあぼくはクラリネットを吹こうかな」

 と言い、

 え、そんな編成ありなの!? 逆に贅沢な!


 と、改めてその練習をすべく、集まりました。


 ゆう子さんは中学校の吹奏楽以来、久しぶりに引っ張りだしたというフルート。

 安宅くんも、そんなに大々的にはクラリネット奏者としてアピールしていない。


 ふたりの音を合わせると、

 なんとふくよかな。







 これは最終兵器ではないですか

 イノトモバンドの伸びしろおそるべし、


 と、ふたりの楽器&音楽への愛に敬服したのでした。


 伊賀さんナシバージョンの大阪用に編成したけれども、

 ほかの場所でもぜひやりたいな。

 

2014年5月24日土曜日

ライブの翌日

 
 赤坂ライブの翌日は、息子の野球のお茶当番。

 母に休みはないのです。

 去年はマネージャーだったからさらに休みなしの日々だった。

 
 今年はマネージャーじゃないので少しだけマシです。


 母&音楽家。


 まあなんとかやってます(やるしかない)。
 

2014年5月23日金曜日

赤坂クロウフィッシュ

 
 赤坂で塚本くんとジャズナイトでした。


 
 昨年末に塚本くんが我が家に来てくれて、

 ジャズスタンダードをふたりで録音したのだけれども、

 その貴重な録音がわたしのパソコンの不調でほとんど録れていなくて。


 そのがっかりはよそに、このふたりのユニット編成は静かに進んでいるのでした。


 
 塚本くんの最強なギターにのっかって、

 のびのびと歌う心地良さ。


 録音、懲りずに進めます。


 昨夜は督夫さんに遭遇しましたが、

 この夜は御大吾妻さんに赤坂見附の駅で遭遇。

 吾妻さんも もちろんごきげんでいらっしゃいました。


 なんかラッキー続き!


2014年5月22日木曜日

バンドツアーのリハーサル

 
 翌週のツアー用リハでした。

 大好きな人たちと音を合わせられるしあわせ。



 メンバーは、安宅浩司(EG、ペダルスティール)、伊賀航(WB)、北山ゆう子(Drs、グロッケン)。

安宅くんがふたり、のシチュエーションに私が超笑ってる様子



 終わりの時刻があっという間に来てしまって、


 受付にあと30分延長したい、とお願いしに行ったら、

 あいにく後が入ってますので、と断られすごすごと戻ったら、

 すぐに受付の人が追いかけてきて、後の人が30分どうぞと譲ってくれたというので、

 驚き&ありがたく、残りの30分でおさらいさせてもらった。

 
 リハ後に、譲ってくれた人にお礼を言うと、前からのイノトモファンだと言ってくれて。

 わあ。

 お礼に、手作りおにぎりを差し上げた。
 (市販の焼き菓子と手作りおにぎり、どっちがいいですか、と聞いて、おにぎりを選んでくれた笑。)

 世の中、まあるくできているね。

 その後、そのロビーで中野督夫さんにも遭遇。

 わたしたちをみて、

 いいメンバーやね!
 聴かんでもわかるもん!
 今度バンドでイベントに出てや〜

 と、ごきげん。

 ていうかいつ会ってもごきげん。

 督夫さん、会うといつもうれしくなっちゃうな。

 最後にハグしてお別れした。


 さあツアーはもうすぐです。

 5/30(金)名古屋 KDハポン
 5/31(土)大阪 ムジカジャポニカ
 6/1(日)京都 拾得


2014年5月20日火曜日

CM歌録り→ロックンロール


 大阪でCM用の歌録り。

 以前、日座さんというおもしろい方(当時彼は電通の人だった)の完全自作イベント"ヒザフェス"に2年連続で呼んでいただいたことがあり、

 今回はそのご縁というかなんというか、とにかく日座さん企画のCMに呼んでいただいたのです。大阪まで。


 録音後、スタッフの方々に誘われ、ドレスコーズ&クロマニヨンズのライブへ。

 (CM録音後にライブ見に行きませんか、その後CMスタッフと打ち上げでも!なんていうお誘い自体がそもそもはじめて笑)




 

 最初は二階の椅子席でおとなしく観ていたけれど、クロマニヨンズの途中からもうがんがんにジャンプしたくなり(実は一曲も知らない。けれどもブルーハーツ世代!)、

 握ったこぶしを「オィ!オィ!」と、みんなと一緒に天に向かって突き上げたい衝動にかられ、


 結局最後は一階に潜り込んで一緒に飛んじゃっていました(ダイブはしてません)。


 

 その後、CMスタッフの方々とわいわい飲ませてもらい、

 日帰りのつもりが宿まで取ってもらい、すっかりディープな大阪旅になっちゃったのでした。




 あー楽しかった。


 楽しい流れ、に自分を委ねていくと、

 ほんとにおもしろいところに行き着くね笑。

2014年5月18日日曜日

ポールのライブに行く予定だった。

 
 レテの日曜教室の後に、ポール・マッカートニーの国立競技場コンサートに行く予定だった。


 教室を終えて、さて向かおうとしたところで、

 「中止」

 の情報。


 あー がっくり。


 前日の公演が中止になっていたので、

 少しは覚悟していたけれどもがっくり。


 前回のポールのライブに行った人たちが口々にすごく良かった、と言うので、

 よし次こそは!と思っていたところにさっそくまた日本に演奏しに来てくれるというので、意を決して取ったチケット。


 生のポールを体験しちゃったら、どんな気持ちになるんだろ!

 のっけから泣いちゃうかもしれん!

 なんてとってもわくわくしていたものだから、

 ぎりぎりの公演中止のお達しにそれはがっくりときたわけだけれども、

 本人がどんな気持ちでいるかを想像すると、

 あまりにつらく。


 大物アーティストがひとつの公演を中止にすることのその影響力の大きさ。


 ほわー


 今、ポールをはじめ、関わるまわりの全スタッフ、めちゃめちゃ大変だろうなあ、

 と思いをはせ、

 ただ癒しの光を送ろう、と思ったのでした。


 世界の宝は、簡単に体調を崩すことさえなかなか許されないのだな、と、思った。
 
 
 お大事に、ポール。

 
 

2014年5月17日土曜日

ハバナムーン with 三輪二郎さん


 お昼はレテのギター教室、

 夜はハバナでライブ。

 
 ほんとは2月に行われる予定だった三輪二郎さんとのライブ。

 当日、二郎さんがインフルエンザの高熱で急きょ出演できなくなり、

 その日はツイッターで代わりの有志をつのってなんとか凌いだのですが、

 
 このたび日を改めて組んでもらって、やっと実現。


 三輪さんはギターがとても上手く、目に力のある、面白い人でした。

 アンコールセッションの、突然の「みかんの花」、よかったな。

photo by 木下さん ありがとう!


 打ち上げには、前回三輪さんのピンチヒッターで出演してくれた山田くんもちらりと顔を出してくれた。


 翌日も教室があったので朝までは飲みませんでしたが笑、

 美味しいお酒と、こだわりの美味しい肴の数々をいただき、



 わいわいしゃべり、

 しあわせなひとときでした。


 いつもありがとうです!
 

2014年5月9日金曜日

ホームワークカフェさよならライブ

 
 ホームワークカフェのさよならライブ。

photo by/tani_tckさん ありがとう!

 そこにいるミュージシャンが代わる代わる、思いつくままに演奏。

 笑顔あふれる、とてもいい夜でした。

 急な企画だったにも関わらず、たくさんの人たちが集まり、
 
 これぞバンバンの音楽の引力。

 呼んでくれてどうもありがとう。

 

2014年5月5日月曜日

so-so7周年


 入間so-soの7周年BBQイベントに呼んでいただき、歌わせてもらってきました。


 本夛マキちゃんがわたしたちを集めてくれて、

 珍しく出演者4組全員女子の会に(わたしはもはや"女子"の年じゃないけど!笑)。


 平等にじゃんけんして出順を決めたら、なぜか自然と年の差順に。


 一番手の星羅ちゃんは見た目はおしゃれふんわり系女子なんだけれども、演奏に一本筋が通っていて、しかもMCがいっぷう変わっていてなんでもさらけだしちゃうし、とにかくギターが上手いし、そのステージでなんどもハっとさせられる。

 二番手のはせがわかおりちゃんは、最初からもう、というか、人間性自体がぶっとんでいて、「この人パンクだ」という印象。まっすぐな、こどものまんまの感じの子。大好き。

 そして三番手のマキちゃんは、相変わらずの手練ギターでくらくらする。


 そうしてわたしは結局じゃんけんに負け続けて4番手(トリ)になったのですが笑、

 ずっと妹分の気持ちでこの世界におり、

 気付くと年下の手練女子たちに押されつつこの立ち場(笑)。


 とにかく自分にできる最高のうたをできるかぎり届けるしかないのでした。


photo by / マキちゃん


 途中、ふらりとso-soに現れた笹倉くんを急きょゲストに呼んで1曲一緒に演奏してもらった。ありがとう。

 
 この日はBBQがso-soのお庭で繰り広げられていたのですが、

 ライブ後にその炭火焼のあれこれを振る舞っていただき、

 とても美味しく楽しいひとときでした。


photo by / tani_tckさん ありがとう!


 so-soはいつ行ってもあたたかく、

 ほんといつも良くしてもらってばかり。

 
 7周年おめでとうでした。

 いつもありがとうです。