2011年11月29日火曜日

ハズレモーニング


 わたしは「モーニングセット」が好きで、

 良さそうなお店にいつもアンテナをめぐらせている。

 (500円以内で厚切りトーストとコーヒーと、卵とかサラダとかちょっとしたものが付くようなのがいい)


 この間武蔵境を探検したときに、トースト、コーヒー、サラダ、スクランブルエッグで490円、という理想的なのをみつけたので、

 今日試しに行ってみた。


 モーニングを注文してしばらくすると、

 カウンターの向こうから、

 ガリ、ガリ、ガリ、

 と不審な音が聞こえてくる。

 明らかに、トーストのコゲをこさぐ(九州弁。削り取るという意味。)音だ。

 ガリ、ガリ、ガリ、はしばらく続く。


 えー、それまさか、お客に出さんよね?

 出さんでくれよ、

 と祈っていたら、

 まさにその、角の部分がけっこう削られたトーストが我がテーブルに。

 コゲを削ってたの聞こえてたよ、と心で言ったが、

 店員さんには伝わらず。


 まあいいや、と思ってかじると、

 ぬるい。

 コゲを長々と削ってる間に、冷めちまったのだ。

 ああ。


 そしてコーヒーは、最初はちょうどいい温度だったが、

 カップが浅くふちが広く、

 みるみる間にこちらも冷めた。


 ああ。


 残念だが仕方ない。


 ハズレもあるさ。


 
 そういえばコーヒーといえば、

 昔アナマキと一緒にツアーをまわったときに、

 アナムがコーヒーカップをソーサーに戻さないでテーブルにそのまま置くのを見て衝撃を受けた。

 驚いたけど、それ、自分で実際にやってみるとすごくいい。

 ソーサーに戻そうとするとそこに意識を向けなければならないが、

 ソーサーの外のどこでも置いていい、と思うとすごく自由な気持ちになる。

 アナムのを見て以来、わたしは結構、カップをついついソーサーの外に置いてしまう。

 
 自由な気持ち、といえば、

 昔、水森亜土さんにすごくお世話になっていた時期に、

 彼女はいつもソックス左右ぜんぜん違うものを履いていて、

 わたしにくれるソックスももちろん互い違いのやつばかりで、

 これも衝撃だった。

 右ひだり違うソックスでもいい、と思うだけで、自由だ。

 (彼女はおしゃれで互い違いを履いていたのだが)


 あ、話が脱線した。
 
 

2011年11月26日土曜日

イタズラ

 
 数日前にふと思いつき、

 夫のズボンのポケットに洗濯バサミをしのばせてみた。

 それだけでもうおかしくて、

 まだバレてないのに夫の前で吹き出してしまい、

 そしてイタズラ心に火がついてしまった。

 
 上着のチャックにファンシーなキーホルダーを付けておく、とか、

 ジャケットの小さなポケットに無理矢理ぬいぐるみを押し込んでおく、とか、

 お財布にガンダムカード(カイシデンのやつ)をそれとなく入れておく、とか、

 もうそれを思いついただけでゲラゲラ笑ってしまうほどわたしは楽しかったのだが、


 調子に乗って連続でやってると、

 夫に、もうおもしろくない、と言われ、

 ガックシ。

 
 イタズラ強化ウィークはあっけなく幕を閉じました。

 また忘れたころに!

  
 

2011年11月25日金曜日

夜の公園

 
 夕飯の後(我が家の夕飯はたいてい18時半くらいに終わる)、息子(9才)が夜の探検に行こう、と言い出して、

 ふたりで懐中電灯と棒を持って夜の森に繰り出した(と言っても家のすぐそばの公園にでかけただけなのだが)。


 夜の公園は、いつもとは別の感じで楽しい。

 夜のすべり台を滑り落ちる感じは格別。


 持っていた棒で地面に思い切り大きな迷路を描いたり。

 
 息子が満足して、ぼくもう帰る、と言い出すまで遊んだ。


 寒かったけど、

 たぶん息子とこんなふうにわいわい遊べる時間はこの先そんなに多くはないだろう。


 こういう時間を大事にしたいと、心から思うのです。



 帰りにコンビニエンスストアに寄って、何か好きな物100円まで買っていいよ、と言ったら、彼は10円のお菓子をみっつ選んだ。


 30円。


 昭和なやつだ。

 
 

2011年11月24日木曜日

いちょうの黄色と空の青

 


 今日は武蔵境の方へふらふらと探検。

 いちょうと空がすごくきれいだった。

 

2011年11月22日火曜日

再構築

 
 最近は、自分をみつめなおす期間に突入しているようです。


 哀しみの扉が開いてしまってすごく泣いたり、

 美しい雲や夕日や朝に心奪われたり、

 小さくしあわせな気持ちに満たされたり、

 また哀しみがぶり返したり。


 かけがえのないものや、

 自分の中のもう必要ないもの、

 そういうのを、

 ぜんぶ目の前にひっくりかえしてみつめなおす、

 そういう時期みたいです。


 こういうのを乗り越えて、
 
 次の段階に行こうとしているみたい。


 このままの自分ではもうこの先には進めないらしい。


 もがいてるけど、

 わるくない、

 と思う。



 

2011年11月12日土曜日

leteでマキちゃんと。

 
 金曜日の本夛マキちゃんとのライブ@lete、どうもありがとうございました!


 マキちゃんはギターがすごく上手いし、あと声の質も合うし(プラスとってもいい人だしね)、一緒にやっててほんとに楽しい。


 でもマキちゃんの出番の後にギターを弾き語るのは、できれば避けたい。

 あんなに上手に弾けないんだよぅ。

 と言ってかなりごねたんだけれども(大人げなく)、

 マキちゃんの説得で今回は腹をくくって、2番手で歌うことに(笑)。


 新曲をたくさん歌いました。


 あと、ふたりの合唱コーナー。

 声がきれいに重なる感じがすごーく気持ち良い。


 そのままふたりでどこかへ旅に出てしまいたいくらいにね。


 マキちゃんのステージはもちろんのこと、遊びに来てくれた河村さんとのセッションもかっこよかったな!


photo by mikachan,thank you!



 ライブ後はleteでしばらくわいわいしゃべって、

 帰りに吉祥寺のハバナへ。

 
 レヨナとギターのタカシくんがいたので、

 深夜までしゃべったり歌ったり、また盛り上がってしまった。


 気がつくと、

 また朝でした。


 帰りの秋晴れが、しみた〜

 

2011年11月8日火曜日

ハモらナイト

 
 昨日は、本夛マキちゃんが11日leteライブ用の音合わせに家まで来てくれました。


 ハモれるのが超うれしくて、

 ライブで歌いそうにない曲まで、

 ハモって遊んでしまったよ。

 しまいには息子や夫まで巻き込んで輪唱。


 息子もとても楽しかったようで、
 
 今日は朝から輪唱に付き合わされ、

 その後も夕方のお風呂の中、夕飯後と、

 合唱できる曲を教えて増やしつつ、ひたすらハモる。

 勢いがついて実家にまで電話をかけて、電話口でハモる。


 きれいに声が重なったときに、

 息子が「きもちい〜!」

 とほんとにうれしそうに言ったので、

 きっとコヤツもハモラーになるな、

 とひそかに思ったのでした。


 
 今週の金曜日は、マキちゃんとleteでツーマンです。

 ハモります笑。


 ***

2011年11月11日(金)下北沢lete


「満月にうたlete」


出演 イノトモ / 本夛マキ


Open 19:00/ Start 20:00

Charge 予約 ¥2,500 drink / 当日 ¥2,800 drink


ご予約、お問い合わせはleteにお願いいたします。


lete

http://www.l-ete.jp/


***



 

2011年11月1日火曜日

関西ツアー(3日分)

 
 2011年10月28日(金)


 大阪なんばの絵本カフェholoholoへ。
 

 新幹線でまずいきなり乗る車両を間違え、

 間違いに気付いて指定の車両に移動し、

 席の番号を確認して、

 窓側席に、よし、

 と座った。


 次の横浜駅で乗って来た女性がわたしの席に座りたそうにしている。

 あ、わたしうろちょろするので良かったら窓側どうぞ、

 と親切心で席をゆずったら、

 そこはわたしの席です、と言われた。

 あ、そうなんだ、よくわからんけど間違えちゃったのかな、えへへ、

 と、奥に女性を通して、通路側に。

 
 しばらく進んだところで、

 でもきっぷには窓側の席が指定されてあったような気がするなあ、

 と思ってもう一度良く見てみると、

 わたしが座ってたのは3番で、

 指定は13番だった。


 女性は間違いなく自分の席を目指していて、

 そこにおっちょこちょいのわたくしが我が物顔で座っていたというわけなのだ。

 
 このまま黙って隣りに座っていても良いが、

 もしかしたら本来の13番は2席とも空いたままで、

 のびのびと座って行けるかもしれない。


 そう思って、

 となりの女性に、

 すみません、わたし13番でした、てへ!

 と、頭をかきかき車両内を移動。

 
 けれども13番の通路側の席にはすでにオジサマが。

 この狭い二席に、オジサマと隣り合わせかあ、

 しかも線香なんだか香水なんだか、

 匂いがつらいなあ、

 おまけにオジサマがおもむろにお弁当を広げたので、

 香りと弁当の匂いとで、

 だいぶキツいことに。

 あのまま黙って女性の横に座ってれば良かった、

 と後悔しつつの行程となった。



 そして大阪に到着。


 絵本カフェholoholoは、そのお店の人たち同様とてもやさしい雰囲気のお店で、

 はじめましてなのにとても居心地良く歌わせていただきました。


 オーナーの息子さん(小2)が、帰りにお客さんにクッキーを渡す仕事をしっかりお手伝いしてくれました。 

 帰り際に、飴ちゃんセットやクッキーのお土産までいただき、ほんとに良くしてもらっちゃった。


 どうもありがとう〜

 大阪の好きなお店がまたひとつ増えました。

 紹介してくれたジャージくんありがとう!

 
 
 2011年10月29日(土)

 
 京都のsole cafe へ。

 午後にギターのカンちゃん宅で、バイオリンのあこやんも含め3人で音合わせ。


 カンちゃんの淹れてくれた美味しいコーヒーと、

 愛犬ハチと、


 カンちゃんが自転車でひとっ走りして買って来てくれた阿闍梨餅と、ルイボスティーで、

 至福の午後。

 音合わせもばっちり。

 さすがのふたり〜


 sole cafeではいつもの村田さん夫妻がにこにこ待っていてくれて、

 そしてサポートふたりの演奏がすばらしくって、

 めっちゃテンションあがった〜

 翌日はまたひとり演奏かあ、大丈夫かな、とヘこみそうになるほど楽しかった(笑)。


 演奏後は、いつもの超美味しいスパゲティをわいわい頂いて、



 村田さんに駅まで送っていただいて(村田さんありがとう!そして手を振るオクサンのかわいいこと!)、

 あこやん宅に。


 ちょびちょび飲みながら、ちょびちょび話した。
 
 そしてあこやん手作りのかわいいイヤリングを購入(超まけてもらった上に、もうひとつオマケしてくれた!)。



 
 翌朝は、

 梅番茶、手作りパン、手作りジャム、酢大豆、丁寧コーヒー。

 どれもじっくり美味しくて沁みた〜

 あこやんありがとう、ラブ♡

 

 2011年11月30日(日)


 兵庫 川西の「うどん屋の二階」。


 そぼ降る雨の中、絹延橋駅からすぐのうどん屋さん「絹延橋うどん研究所」へ。

 以前、「保育所の3階ライブ」を企画してくれた永尾さんが愛を込めて始めた、

 うどん屋さんと音楽のお店。


 数年前に呼んで頂いたときにはまだうどん屋さんは構想中で、

 今年の年賀状で開店を知ったときに「わあ、ほんとに実現したんだ〜」と驚いたんだけれど、

 実際のお店に出会ってみると、

 すごくおしゃれで立派で、改めて感動。


 2階のライブ会場の大きな窓からは、山と、川べりの遊歩道と、車が行き交う様子が見え、

 その上、旅のミュージシャンにはかなりうれしい、ちょっとした畳のスペースと、布団が何組も用意されている。ぴかぴかのお風呂も!


 ライブは、前日の強力サポートのふたりがいない分、今度は会場のお客さんたちががっちりサポートしてくれて、

 イノトモライブ史上初の、お客さんたち全員ガッツリ参加の大合唱となりました。

 感無量…。


 ライブ後、お店のみなさんと美味しいおうどんや野菜やおでん等をわいわい頂いて、


 みんなすごく和気あいあいで、


 にこにこの永尾さんの、うどんへの愛、音楽への愛にみんなが共感して集まって、

 こういう気持ちの良い場所になるのだなあ、

 と、感じ入りながら楽しませてもらいました。


 そのまま泊まらせてもらって、

 翌朝はまた美味しいおうどん!

 朝の光の中で。




 
 さいこうでした。
 

 3日間、関わってくれたみなさん、集まってくれたお客さんたちのおかげでほんとにいい旅でした。


 たくさんたくさん、ありがとう!!
 
 
 追伸:帰りの新幹線は、指定席に惑わされないよう、最初から自由席に座りました(笑)。