2015年11月21日土曜日

家族旅行


 父の古希祝いで福岡に息子と戻り、

 井上家みんなで宿に一泊して、

 わいわい楽しんで来た。


 父と母がまだまだ元気でいてくれて、

 家族みんなで集まって、

 なんだかんだわあわあ言いながら、

 仲良く楽しく過ごせて、ありがたいな。


 うちの家族は、集まるとなにかとわあわあなるんだけれども(とくに母娘3人)、

 結局、みんなでよく出かけ、よく笑う、仲の良い家族だとおもう。


 今回の旅行は、

 わたしの人生の中でも、

 貴重な、

 確実にしあわせなひとときだった。


宿のカラオケルームでの大トリ、
父の歌う「昴」に合わせて、
みんなで肩くんでるとこ。


2015年11月13日金曜日

宮沢賢治


 先日のガムランのナレーションに続き、

 今日は、文学の朗読。


 今回読んだのは、

 宮沢賢治の、「やまなし」。


 クラムボンはかぷかぷわらったよ、というフレーズが耳に残る、短い名作。

 
 ずうっと前に読んだ気もするけれど、

 この企画をいただいて、改めてちゃんと出会った気がする。


 深く読みながら、

 その文章の美しさに、あちこちで息をのむ。

 川の水底の風景が、こんなに美しいなんて。


 蟹たちのやりとりはなんだかとても愛おしいし、

 魚や、かわせみなどの描写も、それぞれすごい。


 音読してみてはじめて出てくる読み方の疑問などもあったりして、

 それにひとつひとつ、制作スタッフの方が宮沢賢治記念館の方とやりとりしてくださり、改めて知ることもあり。

 ああそうなんだあ、と、発見の連続。


 改めてこういう美しい作品に出会えたことに心から感謝。


 わたしは曲をつくるとき、ことばをとても大切にのせているので、

 ことばを美しく扱う作品には、とても刺激を受けるなあ。


 この朗読やナレーションのコンテンツの情報は、

 分かり次第お知らせしますね。

 とても素敵な企画です。

 
 

2015年11月2日月曜日

ガムランの生演奏初体験


 先月、映画館で絵本の朗読をさせていただくという貴重な機会をいただいたのだけれど、

 それをみていたという方から、ナレーションと、文学の朗読のオファーをいただいた。

 歌、ではなく、声、のオファー。

 すごいな。

 こんなふうに、ワクワクする出来事がつながっていくのだな。

 
 はじめてのナレーションは、

 インドネシア・ジャワ島の宮廷ガムランの生演奏の紹介。


 せっかくの機会なので、

 声の録音の後、

 その貴重なガムラン演奏を生で聴かせていただいた。

 
 大地のような太陽のような、水の流れのような、祈りのような。

 ぐわんぐわんとオーラをきれいにしてもらっているような。

 そんな素晴らしい演奏でした。

 
 素敵な体験の機会をありがとうございました!


2015年11月1日日曜日

はらっぱまつり

 
 武蔵野公園のくじら山の、はらっぱ祭りにふらりと行った。

 たぶん10年以上ぶりかな


 息子を誘ってみたのだけれど、
 
 「書きたい小説がある」

 「あー自分でも早く読みたい!」

 とわくわくしているので、

 その熱意は執筆に向けた方がいいね、

 と、ひとりで出かけた。


 ひろーい原っぱと、小さな丘。

 人々がそれぞれに、のんびり楽しんでいる。

 
 わたしも、ビールを飲みながらあぶりチャーシューをつまみ(半分は息子のために取っておく)、

 音楽を聴き、

 飼い主におとなしく付いてきている雑種ふうの犬たちをいとおしく眺め、

 きれいな秋の空の下、のんびりした。


 帰りに武蔵小金井まで、川沿いを歩いた。

 ススキをちょっとちぎって、ふわふわ持ちながら。




 あんまりずっと川辺を歩いていたものだから、

 そこから普通の道に上がるタイミングを完全に逸してしまい、

 もうここで上がらないと駅への道がずれてしまう、というところで、

 前を歩いていた知らないお兄さんが、しばらく迷って、その後崖をよじのぼって柵を乗り越えて行くのをみて、

 わたしもそうした。


 崖をよじ上りながら、こどもの頃みたいに、ワクワクした。

 でも、柵をよいしょと乗り越えるときは、思ったより高かったのでちょっとドキドキ。

 乗り越えて、その後なにごともなかったかのように普通の道へ。

 大人の顔して。

 ススキは持ったまま。

 笑

 
 そういえば、中学生の頃に住んでいた家は坂の上にあり、

 家は下の道から見えているのに、

 家に帰るためには坂を上ってぐるりと大回りして戻らなくてはならず、

 とても急いでいるときは、制服のまま家までの崖をよじ上っていたなあ、

 と、ふと思い出した。