2008年3月27日木曜日

炊きたけごはん

  
 おいしいごはんが大好きだ。

 子どもの頃から。

 白ごはんさえあればほかにはなにもいらない、そんな子どもだった。ほかの家族が朝食にパンを食べていても、わたしだけはごはんを所望したりする、迷惑な子ども。しかもその頃は、炊きたてよりも、なぜか二日目の黄色がかったごはんが好きだった。

 
 東京に出て来て学生寮にいたときにも、その相部屋の小さな空間に、実家から送ってもらったお古の炊飯ジャーを持ち込んで、食堂があるにも関わらず自室でごはんを炊いて(自炊スペースなどもちろんないのでベッド代わりの畳の上で)、炊きたてごはんとお漬け物と、即席みそ汁、だけでけっこう満足していた。仲間にももちろんふるまって。この炊飯ジャーは、古い、スイッチをサカッと下に押すタイプのもので、だけどやけにおいしくごはんが炊けたのだ。すいぶん長く活躍してくれた。

 一人暮らしの頃には、ほかの面では切り詰めても、米だけは上質のものを買った(たぶん今より贅沢に)。

 
 そして今、おいしいごはん道を突き詰めた結果、自宅で精米、土鍋でガス炊き、に至っている。


 まずは、精米。お米は、精米したてよりも、翌日の方がいいのだそうだ。そして、精米後48時間以内に使う(お米屋さんのアドバイス)。



 精米後、お櫃に移す。



 もとは炊いたごはんを移し替えて使っていたものだが、ひのきの香りが強くごはんに移りすぎて、長年経っても香りが強いので断念。今は保存用に活躍してもらっている。

 そして、鍋で炊く。



 鍋好きの友人から譲り受けたもの。

 約15分で炊きあがり、10分蒸らし。

 わーい。



 この土鍋は、まったくこびりつかなくてほんとに重宝している。


 玄米ももちろん好きだが、わたしは胃があまり強くない上に、ついつい普段の勢いで食べ過ぎてしまうので、後ですごく胃がもたれてしまう。なので、玄米は、ときどき。

 普段は五分づきか七分づきで、白米を食べそうなお客さんのときは白米、のように使い分けている。

 なんにしろ、炊きたてごはんは、おいしいよ〜〜。

 誰にも聞かれていないのに、「おいしい、うん、おいしい、おいしいねえ!」とつぶやいてしまう。

 

 今日は、お昼のお弁当用に、ちらし寿司にしました。




 前に大量に作って小分けに冷凍保存しておいた具を混ぜるだけ。


 今日もおいしいごはんでした。


 ちなみに5才の息子は、"たきたけごはん"だと思っている。

 

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