妹

　
　昼は仲間と高尾山に登り、

　夜は福岡から妹が来た。

　妹を駅まで迎えに行き、ふたりで夕飯がてら飲む。

　3歳年下の妹は、子どもの頃はどうしようもない暴れん坊で、こちらはさんざん痛い目にあわされたのだが、大人になってからは妹も更生(笑)し、今ではなんでも話せる親友、のような存在になっている。

　ふたりで飲んでいろいろしゃべりながら、こういうのっていいよねえ！と言い合う。

　この歳になってくると、女ともだちを誘って夜おいしいごはんを食べに行く、とかいうのがしづらくなってくるのだ。みんな家庭があるから。

　その点姉妹だと、気楽なものだ。

　笑いのツボも似ているので、妹と飲んでいると、お腹が痛いくらいに笑い過ぎ、その瞬間は、完全に大人であることを忘れている。子どもの頃のあの食卓の、ゲラゲラ笑いだ(当時は笑いが止まらなくて、いつも最終的に母に叱られることになったものだが)。

　
　お腹いっぱいになって、帰りに、ハバナムーンに寄った。

　木下さんがギターを貸してくれるので、受け取りがてらちょいと一杯。


　結局ふたりともワインを2杯ずつ飲み、たくさんしゃべって、たくさん笑って、家に戻った。


　ちょっと飲み過ぎた(苦笑)。