わたしは「モーニングセット」が好きで、
良さそうなお店にいつもアンテナをめぐらせている。
(500円以内で厚切りトーストとコーヒーと、卵とかサラダとかちょっとしたものが付くようなのがいい)
この間武蔵境を探検したときに、トースト、コーヒー、サラダ、スクランブルエッグで490円、という理想的なのをみつけたので、
今日試しに行ってみた。
モーニングを注文してしばらくすると、
カウンターの向こうから、
ガリ、ガリ、ガリ、
と不審な音が聞こえてくる。
明らかに、トーストのコゲをこさぐ(九州弁。削り取るという意味。)音だ。
ガリ、ガリ、ガリ、はしばらく続く。
えー、それまさか、お客に出さんよね?
出さんでくれよ、
と祈っていたら、
まさにその、角の部分がけっこう削られたトーストが我がテーブルに。
コゲを削ってたの聞こえてたよ、と心で言ったが、
店員さんには伝わらず。
まあいいや、と思ってかじると、
ぬるい。
コゲを長々と削ってる間に、冷めちまったのだ。
ああ。
そしてコーヒーは、最初はちょうどいい温度だったが、
カップが浅くふちが広く、
みるみる間にこちらも冷めた。
ああ。
残念だが仕方ない。
ハズレもあるさ。
そういえばコーヒーといえば、
昔アナマキと一緒にツアーをまわったときに、
アナムがコーヒーカップをソーサーに戻さないでテーブルにそのまま置くのを見て衝撃を受けた。
驚いたけど、それ、自分で実際にやってみるとすごくいい。
ソーサーに戻そうとするとそこに意識を向けなければならないが、
ソーサーの外のどこでも置いていい、と思うとすごく自由な気持ちになる。
アナムのを見て以来、わたしは結構、カップをついついソーサーの外に置いてしまう。
自由な気持ち、といえば、
昔、水森亜土さんにすごくお世話になっていた時期に、
彼女はいつもソックス左右ぜんぜん違うものを履いていて、
わたしにくれるソックスももちろん互い違いのやつばかりで、
これも衝撃だった。
右ひだり違うソックスでもいい、と思うだけで、自由だ。
(彼女はおしゃれで互い違いを履いていたのだが)
あ、話が脱線した。
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