今年の初めくらい。
(と思い込んでいたけれど、よーく考えてみたら、1年前くらいかも)
ライブ会場で、ベースの伊賀さんと久しぶりに会った。
少しだけ話せたひとときに、わたしは、新作の制作にここのところずっと取り組んでるんだけれど、全然進まないんだよ、と、少しだけ弱音をはいた。
伊賀さんは、もともとわたしがオリジナル曲をつくりはじめる前(おそらく1995年頃?)からの音楽仲間であり、イノトモバンドの創成期からの重要メンバーではあるけれども、これまでに、そういう相談はしたことがなかったかもしれない。
そうしたら伊賀さんが、
俺ができるものをやってあげるよ、と、そのとき申し出てくれたのだ。
伊賀さんを知っている人ならわかると思うが、
彼はとにかく関わる全ての人に好かれる最高の人物ではあるけれども、
とはいえ、
いつもどこか、謎めいている。
こちらが全面的にオープンだとしても、いつも、どこか、というか、半分以上、なにかを隠している。ようなふう。に、みえる。
なので、彼のそのありがたい申し出に、
本当?ありがとう!!
と飛びついて喜びつつ、
...本当に本当かなあ?
と、少しだけ、そういう気持ちもあったのでした。
けれども。
伊賀さんの気持ちは本当だった。
ちゃんと、
改めて作品にがっつりと関わってくれて、
しっかりとアレンジしてくれて、
トラックの演奏の内容はわたしはまったく関わらないまま(というか、鶴の恩返しのように、つくっている最中の障子の向こうをみせてもらえなかった笑)、
ただ、
歌うだけ、
の世界をつくってくれました。
そしてそのやりとりは、とてもクールだった。
(この作品の制作において、過程はすべて、メールとデータのやりとりでした)
この作品を通して、
伊賀さんのことが少しわかったような、
それでいて、謎がまた、さらに深まったような。
ともかく、
アレンジを伊賀さんに全面的に任せたことは、
わたしにとって、とても刺激的なことでした。
そういう意味で、
この作品でわたしは彼にすべてを委ねて、
"伊賀航"の紡ぎ出す世界に漂っている、そんな感覚でいました。
信頼、リスペクト、委ねる、ワクワク、可能性。
素敵な仲間に、恵まれている。
そうして、素敵な作品が、また、うまれました。
どうもありがとう。
伊賀航プロデュース作品
夏の夕暮れ / アエルカナ
1.夏の夕暮れ
イノトモ/作詞・曲、うた
伊賀航/アレンジ、ピアノ、ベース、録音
北山ゆう子/ドラム、キーボード
近藤祥昭(GOK SOUND)/録音
伊藤優子/ミックス
2.アエルカナ
イノトモ/作詞・曲、うた
伊賀航/アレンジ、プログラム、ギター、ミックス
デザイン:進藤一茂
ご購入はBASEショップへどうぞ↓(9月9日0時よりご購入いただけます)
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注)こちらの商品は、配信ダウンロード版となります。
※デジタルコンテンツはクレジットカード決済のみ購入ができます。
※スマートフォンには対応しておりません。PCのみ対応しております。
※音源データはzipファイル、mp3オーディオデータとなります
注)こちらの商品には、歌詞カードはついておりません
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※noteでも試聴&購入が可能です。
こちらには歌詞を載せています。
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