2012年10月29日月曜日

ミュージカル

 
 先日、久しぶりにミュージカルを観に行きました。

 
 ミュージカルというと思い出すのは、学生のときに学校の行事で観に行った植木等さんと大地真央さんの舞台。

 その内容は覚えていないけれど(ズビバゼン)、

 植木等さんに直接お会いしたくて(当時「植木等とクレージーキャッツ」に超ハマっていた)、

 終演後に裏口で出待ちをしようとして、サインをもらうために通りがかりのスタッフの人にマジックを借りようとしたら、なぜか同業者に間違われて楽屋の廊下に通され、やったーラッキー、とそのまま突き進んで植木等さんの個室をみつけ、迷わずドアをノックした(恐い物知らずの18才だった)。
 
 
 部屋には植木等さんご本人!

 お付きの方に、どなたですか、と問いただされ、

 ファンです、サインください、

 と正直に言うと、

 アポなしでそういうのはちょっと、と制され(もちろんですよね)、

 それをなんと植木等さんご本人が

 「まあいいじゃないか」

 と取り持ってくださり、

 サインをもらえることになった!


 しかしわたしは色紙やスケッチブックなどいっさい持っていなくて、先ほど誰ぞに借りたマジック一本しかなく(見切り発車も甚だしい)、

 植木さんも何に書けば?という具合に戸惑っていらっしゃった。


 そういうわけで、その日着ていたボロボロのTシャツに、

 貴重なサインを書いてもらった。

 さらに、やさしい励ましの声までかけていただいた!
 

 レコードで聴いたり、テレビで観たりするご本人はほにゃらかな雰囲気だけれども、

 実際にお会いすると、とても大物感漂う、凛とした方だった。


 はー、無茶したけど、無茶したかいがあったなあ。


 その日のTシャツは、永久保存版で今も大切に取ってあります。

 
 
 は、完全に先日のミュージカル話から横道に逸れてしまったけれども、


 先日観た舞台は、

 そういう豪華な、オーケストラピットと有名な役者さんとかそういうのとはちょっと違って、

 こぢんまりとした、

 けれどもとても心に残るとてもいい舞台でした。

 こういうミュージカルもあるのだなあ。
 

 そして役者さんたちがほんとに歌がうまい。

 歌がうまいってああいうのをいうんだな、と、惚れぼれとなった。

 踊りもとても良かった。

 プロたちの集まりなんだな、と、ひとりひとりの動きに改めて感じ入りながら、

 進んで行くお話にときおり涙しながら、

 すっかり楽しませてもらいました。


 数日前にムコハンが、ミュージカルに誘ってもらった、とふと言ったときに、

 「わたしも行きたい〜」

 とゴリ押しで言ってみてよかったな(ちなみにそのときは、有楽町?とか普通の大規模商業ミュージカルを想像してたんだけど)。


 舞台っていうのは、

 歌もお芝居も、

 なにかしら人の心を揺り動かすものだね。

 
 どうもありがとう。
 

2012年10月22日月曜日

with lake @ アムリタ食堂


 吉祥寺のアムリタ食堂で、

 lakeのライブに、数曲飛び入り歌うたいで参加。


 前々日にふらりと声がかかり、

 急きょ知らない曲も覚え、

 サウンドチェックのときの合わせだけのほとんど一発勝負。

 あーゾクゾクするね笑。

 結局ちょこっと間違っちゃったけど、、、



 

 photo by / kei

 lakeのロックステディ、よかったな。

 
 音楽でずっとつながって行ける仲間っていうのは、

 ほんと宝物だね。

 
 誘ってくれてありがとう。

 
 ラブ。

 

2012年10月18日木曜日

レコーディング


 2日間、入間の笹倉くんスタジオ"guzuri recording house"でレコーディングでした。

 新しい曲もたまってきたし、

 そろそろいい頃合いではないかと、

 いつもの安心で素晴らしいメンバーたちに声をかけて、

 新しいアルバム用の録音。


 エンジニアは、スタジオの主の笹倉くんがやってくれました。




  とにかく大好きな人たちと、

 一緒に音楽をつくれるうれしさ。


 録音の合間のおしゃべりも楽しいし、

 ほんといい時間だった。

 みんなのやさしさに包まれて、

 とってもいい録音ができたよ。ありがとう。
 

ゆうこさん、伊賀さん、安宅くん、笹倉くんと。

 
guzuriスタジオもとっても居心地の良い空間で、

 そこかしこに笹倉くんのDIYの技が光っており、

 聞けば聞くほど気の遠くなるような彼の大工技をあちこちに見ることができる。

 
 

 
 プラス、美味しいコーヒーの時間。
 

 

 さあ、後は歌入れ、ギター入れ等の仕上げを、あまり間を空けずにやってしまおう。


 心を込めてつくります。


2012年10月6日土曜日

愛のパワー弁当

 
 奎(ケイ小4)の運動会でした。

 
 彼が2年生のときのブログにも書いたのだけれど、

 1年生の初めての運動会のときにわたしが仕事で行けず、

 夫が適当にチャーハンをつくってお弁当にしてくれた経緯があり、

 それ以来、息子の中では、

 「運動会のお弁当と言えばパパのチャーハン」

 と決まってしまったもよう。

 雛が卵から生まれてすぐに見たものを親と認識してしまうように。



 今年も試しに、お弁当何がいい?と聞いてはみたけれど、

 当たり前のように、

「パパのチャーハン」

 と返ってきた。


 そういうわけで、

 今年も運動会のお弁当は、

 "パパのチャーハン"がメインで、そのおまけにママのおにぎりとおかず。
 



 夫はこれを息子に希望されるとなんだかうれしいらしく、

 とはいっても早起きが苦手なので、前日の深夜にガチャガチャジャージャーと張り切ってチャーハンをつくっておりました。(そのジャージャー炒める音に、わたしは寝ぼけて"大雨…?"と思った)


 
 パパとママのお弁当を食べて、

 奎はその後のかけっこで一等でした。


 ふたりぶんの愛のパワーかもね。


 なんてね。


 

2012年10月5日金曜日

宅録の悩ましさ

 
 今日は夫が北部屋にいたので南の部屋で録音していたのだけれども、

 昼下がりに録音をはじめると、

 向かいの公園で遊ぶ子どもたちの声がどうしても入ってしまい、

 それもまあいいか、と進めるも、

 やはりどうしても気になりはじめ、

 しまいには、むきー、録れんー!

 となり、

 結局夫に北部屋を譲ってもらい、改めて録音再開。

 
 子どもの声が解決されると今度は、時計の音や換気扇の音、金魚の水槽の濾過器の音や、しまいにはパソコンが動いているシャーという音などが次々気になりはじめる。

 そう考えると、普段の生活の中で、無音、なんてことはほとんどありえないのだなあ、と改めて思ったりする。どんなに静かでも、冷蔵庫だけが低くブーンとうなってたり、虫が鳴いてたり、遠くで電車が走ってたり。

 ともかくひとつひとつ、近くの気になる音が鳴らないようにしていき、

 なんとか静かな状態で録れた(途中で息子が元気にがちゃがちゃ帰ってきて録音中断というハプニングもありつつ笑)。


 宅録っちゅうのは、近くの気になる音を極力排除しても、ヘリコプターやら廃品交換やら石焼き芋やらセミの大合唱やらカラスの雄叫びやらにとにかく邪魔される作業なのですよ。

 息子が赤ちゃんの頃には、寝ているすきにひそひそ録って、録り終わるか終わらないかの瀬戸際にほえーんと泣き出す、とかもあった(実際その声が入ったままアルバムに収録したものもある)。

 それを味ととるか失敗ととるか。

 悩ましいところ!

 
 でも、そんなこんな言っても、そういうのひっくるめて宅録の作業は大好きだ、と、やはり思う。

 

2012年10月4日木曜日

タイムスリップ

 
 劇団時代の友人が、久しぶりに劇団に顔を出しに行くというので、

 一緒に顔を出しに行った。

 
 未来劇場、というその老舗劇団には、20才くらいから3年ほどお世話になった。

 音響志望で入り、音響効果を担当させてもらいながら、

 劇団員としてなかなか濃密な日々を送った。

 
 入ってすぐのころ、別の機会にわたしは歌に目覚め、

 劇団の友人たちに歌って聴かせたりしているところを座長が目にとめてくれ、

 劇団主催のレビューショー(歌と踊りのきらびやかなショー)に出演させてもらえることになった。

 そのレビューショーで演奏してくれていた人たちがジャズの人たちで、

 それをきっかけにジャズの仕事をくださり、

 ジャズをまったく知らなかったわたしに、座長や、看板女優の水森亜土さん等がたくさんいい曲やいい歌手を教えてくれて、レコードも譜面も亜土さんのライブラリからたくさん貸してもらったりして、
 
 そんなふうにジャズのスタンダードというものを少しずつ知るようになり、

 ジャズ歌手でもある亜土さんに付いてまわって(とにかくかわいがってくれた)、

 本当にたくさんの栄養をもらった。


 そんな、とにかく恩ありまくりの、

 わたしが曲を作り始める前の土を耕して肥やしてくれたこの方々には、

 感謝してもしきれない。


 そんな未来劇場の稽古場に久しぶりに顔を出させてもらって、

 あの頃の役者さんたちがまだ変わらずがんばっていて、

 座長もぜんぜん変わってなくて、

 ああもう、タイムスリップしたようだった。


 時間が経ってもあたたかく受け入れてくれてありがとうです。

 声をかけてくれた友人にも感謝。