その日は夫もわたしも時間があったので、ふたりで息子の園のお迎えに行き、その流れで電車に乗り、3人で浅草に行った。ほんとにそのときの思いつきで。
浅草寺にのんびりお参りをして、途中息子はかき氷やみたらし団子を食べ、
それから水上バスに乗ってお台場へ。走る船の上でうける風が最高に気持ちいい。
お台場につき、夕焼けの浜辺で息子が裸足で走り回っている間、わたしは草の上に裸足で寝転んで、空を眺める。今日はとても素敵な日だな、と思う。毎日素敵だけれど、今日は特別素敵だな。幸せで、胸がいっぱいになる。
幸せがいっぱいになると、なんで泣きたくなるんだろ。
向こうのビルに沈む夕日はとても大きくきれいで、サバンナの夕日が沈む風景も、ビルがないだけで、こんな感じなんだろうか、と思った。
美しいものは、いつもいつも、そこにあるのだ。わたしたちが見ても見なくても。
ついつい携帯で写真を撮ってしまったけれど、ぜんぜん収まらないな。自分の目に、心に、映ったものは。
わたしはいつもなんでもかんでも忘れてしまうけれど、この風景とこの気持ちは忘れたくないなあ、と思った。
好きな人たちと暮らす日々。
美しいものを感じられる瞬間。
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