だからどう、というほどのことでもないのだけれど、
右利きだと思っていた人間がどうも左利きのようである、と気付いて認めることは、ずいぶんと物の見方を変えるようである。
基本的にわたしは右利きだと思っているけれども、
すべての分野でずいぶんと不器用だ。
そしてなんとなく感じ始めたのが、左利き説。
それに最初に気付いたのは、わたし自身ではなく、高校時代のアルバイト先の、お好み焼き屋のお母さんだった。
わたしが割り箸を箸袋にひとつひとつ差し込んで行く様子を見て、
「ともちゃん、左利きなの?」
と聞いたのだ。
それまで右利きだと思って暮らしてきたわたしにとっては青天の霹靂。
でも気をつけてみると、普通の人が右手で差し込んで行くお箸を、わたしは左手で次々と差し込んでいた。
それからというもの、自分の様子を少し気をつけて観察してみると、トランプを繰るのも左、瓶のふたを開けるのも左、お財布からお金を出すのも左...という具合に、どんどん左利き説が濃厚になってきた。
ははあんなるほど、それでわたしはこんなに不器用なのか、
そして歳を経るごとに、
ははあんなるほど、それでこんなにわたしの思考はすこうしおかしいのか(本来が左利きなのに右を駆使しているため)、
ときおり無邪気に鏡文字を書いてしまうのもそのためか!
という境地に。
前々から、いつもちょっと面倒だな、と思っているのは、
どうしても切符やカードを左手に持ってしまうので、
駅の改札を通るときにどうしても左手を右の方へクロスしなければならない、ということ。
世の中のものは大半が右利き用にしつらえてあるのだ。
とにかく、基本てきには右利きであるが、本能で動くと左利きのようである、ということで、結局は、どちらもうまく使いこなせていない。
脳みその方も、きっとそんな感じであろう。
少しだけわたしのアホの理由が垣間見えた瞬間。
2 件のコメント:
私も駅の改札で無意識に左手でカードを持ってしまっていて、手をクロスしてます。ずっと不便だと思っていました。(^^;)
そうか、実は左利きなのか。。。とハッとしました。
日テレさん
ありがとうございます
改札は、困りもんですよね。
日テレさんも左利きですね笑。
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