2015年1月31日土曜日
映画の試写会→ハバナ最後の夜
昨年エンディングテーマを書き下ろした映画「ねぼけ」の、関係者のみの完成試写会に参加させていただいた。
曲をつくるためにラフの状態でみせてもらったときにも泣いたけれど、
改めて出来上がりを鑑賞して、また泣いた。
エンディングロールで自分の曲が流れるのも、また感慨深かった。
いい作品に関わることができてよかったな。
試写会には映画に登場した役者さんたちもみなさんいらっしゃっていて、
わたしは心の中で「ほんものだー」とひそやかに思ったのでした
そしてその日はハバナムーン最後の日だったので、帰りにハバナに。
お店でよく会う人たちがたくさん来ていた。
みんないつもみたいに飲んでしゃべって笑った。
深夜まで飲んで、
最後に木下さんやお店のみんなと笑顔で手を振って、
ぱたんと扉をしめたとき
なんだか無性にかなしくなった
木下さんともまた会うし、
この店で会った人たちともきっとまたどこかで会うだろう
だから
永遠の終わりではない
けれども
ひとつの終わりが、そこにあった
よくハバナで朝までのんだ帰り道、朝日を浴びながらごきげんで帰ったな
それももうないんだな
そんなふうに思いながら、じんわりと帰った。
でも日はまたいつものように昇って、
なんでもないように、
わたしたちの毎日を照らすのだ。
日々は、変わりながらも続いてゆく。
けれども大切なものは、時の流れにも失われずに、わたしたちのこころに積もってゆくものだ、と、思う。
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