12月の中頃。息子(中1)にクリスマスプレゼントは何がいいか聞いてみると、
息子が
「サンタさんには〜」
と言い出すので、
えっ
もしや
まだ本気で信じているのでは?
と疑い、
でもどんな感じで信じているのか聞いてみるのもヤボだし、
(先月サンタについて聞いたときには、「いると思う。みんなに夢を与える存在。でも空は飛ばないと思う。」という答えが返ってきていた)
でもサンタはそろそろ卒業にしたいし…
と悩んで、
サンタからの手紙を送ることにした。
***
13才になったきみへ
今までサンタからの贈り物を楽しみにしてくれてありがとう。
わたしは新しく生まれてきた小さなこどもたちに贈り物を届けなくてはなりません。だから、これからはお父さんお母さんにその役目をお願いしようと思います。今年からは、きみのお父さんお母さんへ贈り物をお願いしてね。
きみが大人になっても、いつまでもきみをみているよ。
***
最後の文章を書きながら、
自分がサンタにそう言われているような気がして、
なんだか泣けてきた。
サンタさんは、そんなふうに、こどもが大人になって彼を忘れてしまっても、ちゃあんとずっと見守ってくれているのかもしれない、なんて。
わたしは、サンタは、いると思う。
(そういうエネルギー、というかなんというか、天使の仲間的な)
まあともかく、そんな内容を英訳して(ちゃんと合ってるかわからんけど)、
タイプライターふうにプリントして、
"サンタから"っぽい封筒に入れて、
息子の机の上に置いておいた。
そして、学校から帰ってきた彼を誘導してその手紙をみつけさせ、英和辞典を使いながら(苦笑)、一緒に訳した。
彼はそれを読んで、少し黙っていた。
なにを考えていたのかはわからない。
…寂しい?と聞いてみると、
ううん、大丈夫。
と彼は答えた。
どう感じたのかはわからないけれど、
「サンタにお願いされたし、これからはパパとママがプレゼントするからね!」と、彼を励ました。
そうして決まったプレゼントはゲームの本体で、
ひえー高いぜ、高すぎる!
と、息子の前で、声を出して叫んだのでした。
(今までは、値段が高くとも、"サンタから"なので、心の中で叫んでいた)
メリークリスマス。
1 件のコメント:
目がしらが熱くなりました。
最近、心がざわざわ落ち着かなかったので
大切なことを思い起こさせていただいた気持ちです。
ありがとうございました。
そして今日読みました。笑
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