2007年6月4日月曜日
パパ・ユーア クレイジー
夫が誰かにもらった(借りたのかな?)文庫本、「パパ・ユーア クレイジー」を読んでいる。
いい本だ。訳の文章の素朴さにも、なんだかほっこりとする。
静かに、大切に毎日を生きている感じ。はっとする言葉が、たくさん出てくる。
今日読んだ中で、好きだったところ。
パン屋がやってきてロールの一個を破いて開くとそこにチーズを詰めた。僕は彼がそれを食べるのだと思ったら、彼はそれを僕にくれていった。「パンとチーズ、これをいつも憶えておくんだね。世の中がすっかりいやになったような時、パンとチーズを思い出すんだ。元気が戻ってくるよ」
「はい、おじさん」
「私がパン屋をやっているのはそのためさ」彼はいった「私は随分いろんなことをやってみたもんだが----しかしこの仕事こそ私の仕事さ」
ちなみに、わたしはこの本を読んでいるときは終始、顔がほころんでしまっているのだが、今日のお昼に入った定食屋さんで、近くに座っていた女性は、終始すごいしかめつらで本を読んでいた。あんまりずっとしかめっつらで読んでいるものだから、その本、どんななの!?と気になって仕方がなかった。
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