2019年1月10日木曜日

カズキチシッター


 ズクナシ衣美ちゃんの愛息子カズキチ(2才半)。


 わたしはいつもカズキチに会いたいと思っている。

 吉祥寺の母として。笑


 カズキチに会えない日がずいぶんと続くと、

 衣美ちゃんに

 「カズキチ欲」

 とだけLINEしてしまうこともある。笑


 そしてこの日はズクナシのマスタリングの間、

 久しぶりに預かれることに。

 
 わたしが昔よく息子を連れていった吉祥寺の児童館"0123"で、

 今は、"カズキチの母"のような顔をして、

 かわいい彼を眺めながら過ごす。




 ときどきこっそり、ほっぺにチュウをして、クンクンする。勝手に。

 至福。


 そうして、0123は16時には終わってしまうので、

 それからふたりで、路地をぶらぶらと歩く。

 たぶんマスタリングはまだ終わらないから。


 ぶらぶら歩いて、途中、知らないアパートの庭先に入り込む。

 カズキチは人のお庭にぐいぐいと入っていき、こっちにおいで、とわたしを誘う。




 カズキチはいいけど、わたしは大人だから"ふほうしんにゅう"になっちゃうんだよ、と、そんなやりとりをしながら、うまいことこちらに誘い出す。


 そうこうしながら、昔息子とあそんだ公園に着く。

 この時点で、もう薄暗い。

 公園には、だあれもいない。

 そして寒い。

 けれどもカズキチはうれしそうに靴を脱ぎ、

 砂場で遊びはじめる。

 まあそれもいいだろう、

 と、見守りながら、

 少しお腹がすいたので、

 持っていたお菓子"ギンビスのアスパラ"をつまむ。

 カズキチにもあげる。


 夕暮れのだれもいない公園の砂場で、

 夕空と三日月を見上げながら、

 ギンビスをかじり、

 カズキチにもあげ。

 そんな感じがなんだかふうわりと、いい時間だった。


 そしてなんども二人ですべり台を滑り降り。

 滑り降りるたびに、

 わたし自身わーい!となる。(もちろんカズキチも)

 すべり台、たのしい。


 大人ひとりではしゃいで滑ってるのはヘンだけれども、

 小さな子と滑っていればヘンに見えない。

 これはいい。


 そんなふうにしばらく公園であそんで、

 もうすっかり暗いので、

 おかあさんのとこに行く?

 と聞いてみると、

 はい!

 と良い返事。

 
 もう充分にあそんだようだ。


 スタジオに向かって、歩きはじめる。

 その途中、

 自分の声が響くポイントをみつけて、

 なんどもこだまを楽しむカズキチ。

 
 通りの白線の上を忠実に歩くカズキチ。


 すべてがかわいらしい。

 
 これはもうおそらく、祖母の目線。


 そうして、スタジオまでの道のりを、白線を伝ってがんばって歩いていたカズキチが、

 あと少しで到着、というところで、

 抱っこ、のモードに。

 よしきた、

 と、抱っこをすると、

 少し歩いたところでスウスウと寝てしまった。

 ずいぶんと、遊ばせ過ぎてしまったようだ。


 もう、かわいいなあ。


 グウスヤと寝ているカズキチをお土産にスタジオに戻ると、

 ちょうどマスタリングも終わったところだった。

 
 良い1日だった。

 ありがとう。
 

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