夕飯後のお月見二日目。
昨日原っぱに寝っころがって草がちくちく痛かったので、
今日は敷物持参。
昨日のおだんごやさんは、今日はもう売り切れだった。
広い原っぱで、息子とごろんと仰向けになって夜空を眺める。
風がそよそよ通りぬけてゆく。
お月さまはまだ昇ったばかりで、仰向けだと視界には入らない。
空にはほそぼそとした星と、ハケでさーっと塗ったような薄い雲が少し。
息子は、
「空に落っこちそうでこわい」
と言う。
昼の空も夜の空も、
ごろんと仰向けで見ると、
落っこちそうでこわいのだそうだ。
彼に言わせれば、とくに昼。
追いかけっこなどで転がったときなどに感じるそう。
知らなかった(大人は追いかけっこでひっくり返ったりはしない笑)。
そう言われて、仰向けのまま改めて夜空を眺めると、
地球に背中をくっつけて、
宇宙を見下ろしているような気持ちになった。
なるほど、ふうん!
空に落っこちそう。
わたしはそのまま寝転がったり月を見たりして過ごし、
息子は夜の原っぱをぐるぐると走り回っていた。
お月見満喫。
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