2011年9月13日火曜日

空に落っこちる

 
 夕飯後のお月見二日目。

 昨日原っぱに寝っころがって草がちくちく痛かったので、

 今日は敷物持参。
 

 昨日のおだんごやさんは、今日はもう売り切れだった。

 
 広い原っぱで、息子とごろんと仰向けになって夜空を眺める。

 風がそよそよ通りぬけてゆく。
 
 お月さまはまだ昇ったばかりで、仰向けだと視界には入らない。

 空にはほそぼそとした星と、ハケでさーっと塗ったような薄い雲が少し。


 息子は、

 「空に落っこちそうでこわい」

 と言う。

 昼の空も夜の空も、

 ごろんと仰向けで見ると、

 落っこちそうでこわいのだそうだ。

 彼に言わせれば、とくに昼。

 追いかけっこなどで転がったときなどに感じるそう。

 知らなかった(大人は追いかけっこでひっくり返ったりはしない笑)。

 
 そう言われて、仰向けのまま改めて夜空を眺めると、

 地球に背中をくっつけて、

 宇宙を見下ろしているような気持ちになった。

 
 なるほど、ふうん!


 空に落っこちそう。


 わたしはそのまま寝転がったり月を見たりして過ごし、

 息子は夜の原っぱをぐるぐると走り回っていた。

 
 お月見満喫。

 
 

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