10月スタートのギター教室が、土日ともにはじまりました。
今期の第一回目に取り上げたのは、リッキーリージョーンズのアルバム「It's like this」に入っている、「Smile」。
「かんたんギター教室」と銘打っているわりに、初回からけっこう難しいアプローチの曲。
でも、この教室は、基本、"わたしがやりたい素敵な曲を、その雰囲気のまま、簡単に噛み砕いてみなさんと共有したい"がテーマなので、生徒さんも巻き込んでチャレンジさせてもらいました(笑)。
教室の資料作りは実際、自分で音を拾うところからはじまるので、この曲の場合は譜面が出来上がるまでにトータルで2週間くらいかかった。
ひとつひとつの音に耳を澄ませて、
どんな音が鳴っているのか、いないのかを、丁寧に拾っていくので、
根を詰め過ぎて、1ブロックを解読するのに、ものすごーくの時間と集中力を使い果たし、くったくたになり、なぞはなぞのままとりあえず次の日に繰り越し、なんてやっているうちに、2週間くらいかかってしまった。
その「なぞ」が溶けたのは、
だいぶがんばってコードを拾ったその後。
いったいこのギターは誰が弾いているんだろう、
ひとりの演奏に聞こえるけれど、低音がベースみたいだし…
と、疑問に思ってCDの歌詞カードを見てみたら(ずっとこのアルバム聴いてきたのにやっとね)、"ジョン・ピザレリ"の名前。
ジョン・ピザレリは、たぶん20年くらい前にはなんとなく聴いていた記憶があるけれど、
まったく忘れていた。
改めてYouTubeで検索してみたら、
たくさん素晴らしい演奏の動画がアップされていて、
しかも、目を凝らしてよくよく見たら、
7弦ギターだった。
だからあんな低音が出てたんかーいっ
と、驚き&今までの自分の無知にガクゼン&謎が溶けて喜び。
そして改めてまたジョン・ピザレリに出会うことができ、
教室でも、そのすごさを一緒に動画でみて生徒さんたちと共有できたりして、
教室をやらせてもらいながら、
日々発見と成長をさせてもらっているなあ、と、つくづく感じています。
もともとギターは全然上手じゃないので、生徒さんたちにお伝えするために、ギターやコードと、とことん向き合わなくちゃならない。
このおかげで、日々成長できることにほんとに感謝。
ちなみに、そのジョン・ピザレリの演奏はこんな感じ。超絶ギターに、軽ーい歌。すごい〜
(曲はSmileじゃないけど)
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