2018年1月31日水曜日

月蝕の宴


 満月で、

 月蝕で、

 ブルームーンで、

 スーパームーンで、

 そんな夜に、

 おもしろい素敵な人たちと飲んでいました


 わたしは折を見てときどきお店の外に出て、

 その時々の月を、

 堪能しました


 神秘的で美しかった。

 写真には、収まらないかんじの。



 その宴は、

 ちょうど良い頃合いにみんなそれぞれご機嫌に帰路につき、


 残った4人でもう一件行ったのだけれど、

 4人ちゅう2人は酔っぱらい過ぎておそらく一緒に電車に乗ったことすら憶えていなくて、

 あのときしゃべったことや、

 笑ったことや、

 いろんな記憶は、

 いったいどこにいくんだろうな、

 なんて、

 朝まで飲んでもわりとけっこう憶えているわたしとしては、

 どことなく切ないような気持ちにもなるのでした。


 酔っ払いの人たちの、笑えるやりとりなんかをみながら、

 きっとこれ、

 明日はなあんにも憶えてないんだろうなあ、

 と思いながら見守っていて。



 こぼれた記憶が降り積もる場所、

 というのがこの世界のどこかにあるとしたらそれは、

 混沌と、美しさと、どうしようもなさが入り混じった、
 
 なんともいえない、

 むらんむらんの、

 虚しくて哀しくて、いとおしい、

 サイケデリックでモノクロームなところなんだろうな、

 なんて、おもう。


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