以前にイベントでご一緒させていただいたこともある、
胎内記憶の第一人者、
産婦人科医、池川クリニック院長の池川明先生監修の本
「だから、ママのところに来たんだよ」
に、わたしが送った息子のエピソードも載せていただきました(送っていただきありがとうございます!)。
かわいいイラストで、
いろんなお母さんとこどものエピソードが、
シンプルに、絵本のかたちで読みやすくまとめられてあります。
素敵なエピソードばかりで、じーんとします。
ちなみに、わたしが送った、当時の息子との会話のエピソードのメモ。
(本では、このメモの一部を、かなりシンプルなかたちで取り上げていただいています^^)
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2009年11月3日 (けい7才) 夕飯のとき
ママ:生まれる前はどこにいたの?
けい:天国。神さまとか天使さんとかと楽しく過ごしてた。あー天国に戻りたいなあ。天国はね、夜がないんだよ。夕方もない。朝と昼ばっかり。天国は、木ばっかり。ここ(地球)みたいなものはなにもない。鉄とか。ビルとか。
ママ:どうしてここに来たの?
けい:神さまが、「けいくんが生まれてほしい人がいるよ」と言ったから。ここ(天国)の人とは、夢の中で会えるんだよ。ボクたちは、夢の中でしか会えない。
ママ:今でも、寝てるときは天国に戻ってるの?
けい:そう。いち、に、さーん!ってね。ママも一緒だよ。覚えてないの?
夕飯後
けい:ボクは、天国にいたときは羽根が生えてたの。天使の羽根が。
ー そして、わたしが会話をメモしているのをみて、
「ママをえらんで生まれてきた、ってかいてね。」
と、付け足しました^^
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2010年6月28日 (けい8才) 息子が話したことを急いで書き留めたもの
天国では、やさしそうなおじいさんの天使がいつもそばにいてくれて、天国も楽しかったけど、ある日望遠鏡で地球をのぞいてみたら、ママと、街が見えて、ママのところに生まれることにした。
それは天使とのお別れだったけど、死んだら天国でまた会える。
生まれる前は着替え室に入って、はだかになって、そこに穴があるから、そこに入ると、思ったお母さんのところに行ける。
死ぬのはこわくない。天国に戻れるから。天国で待ってる天使とか人たちがいるから。
死にたいとは思わないけど、死んでもまた会えるから、別にこわくない。
おじいさんになって、ヨボヨボになったら、もう死んでも死ななくてもどっちでもいい。
そのほかのことはもう忘れちゃったの。
地球に来て、楽しいことがたくさんあったから。
天国にいるときは、誕生日はなかったの。
ボクが生まれるとき、おじいさん(天使)は5月8日だって言ってたけど、1日前になっちゃった。
(実は、出産予定日が5/8で、実際に生まれたのは5/7。これは息子には言ってなかったことなのです。)
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ちなみに、 もうすぐ17才の本人は、
こういうことを話したことすら、
なんにも覚えていません^^
きっと、
地球での生活が忙しくて楽しくて、天国で神さまや天使と暮らしていたときのことは、すっかり忘れてしまったのでしょう。
わたくしに至っては、
昨日のことすら記憶が怪しいくらいなので、
もちろんじぶんの生まれる前のことなぞ、覚えているはずもなく。笑
とはいえ、こういう話を聞いてきた中で、
わたしたちが生まれる前のことを想像して、
「青い星」という曲を書きました。
この曲をライブで歌うときに、時々、息子のそんなエピソードを話すのですが、
ある時、おひとり、
「子に恵まれなかった(選ばれなかった)夫婦には少しつらかった」という感想をいただいたことがあります。
わたしが伝えたかったのは、
"わたしが息子に選ばれた"、というところではなくて、
わたしたち"自身"もそんなふうに、
親や、環境や、じぶんの人生を"選んで"生まれてきたのかもしれない、ということです。
きっとその方は、お辛いかもしれないけれど、もしかしたら、生まれる前に"子どもに恵まれない人生"を選んで生まれてきたのかもしれない、ということです。(ほかの世で子だくさん過ぎて、この人生では子育てはちょっと休憩、とか、今世では子育てよりも仕事に全人生を注ぎたい、とか^^)
だから、赤ちゃんに"選ばれなかった"のではなく、その人生を"選択"して、その世界を体験していらっしゃるのかもしれない、と。
だから、その素晴らしいご自分の人生を、"赤ちゃんに選ばれなかった"とはとらえてほしくないなあ、とおもったのでした。
そのときにお伝えできなかったので。
(ライブアンケートでいただいた感想でした)
この場をお借りして。
言葉足らずで、つらい気持ちにさせてしまって、すみませんでした。
そして、そのことを伝えてくださり、ありがとうございました。
それぞれのみなさんが、じぶんで選んだ素晴らしい人生を、喜びとともに、最高に楽しんでいけますように。
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