2019年4月7日日曜日

胎内記憶と青い星


 以前にイベントでご一緒させていただいたこともある、

 胎内記憶の第一人者、

 産婦人科医、池川クリニック院長の池川明先生監修の本

 「だから、ママのところに来たんだよ」

 に、わたしが送った息子のエピソードも載せていただきました(送っていただきありがとうございます!)。




 かわいいイラストで、

 いろんなお母さんとこどものエピソードが、

 シンプルに、絵本のかたちで読みやすくまとめられてあります。

 素敵なエピソードばかりで、じーんとします。


 ちなみに、わたしが送った、当時の息子との会話のエピソードのメモ。

 (本では、このメモの一部を、かなりシンプルなかたちで取り上げていただいています^^)

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 2009年11月3日 (けい7才) 夕飯のとき

 ママ:生まれる前はどこにいたの?
 けい:天国。神さまとか天使さんとかと楽しく過ごしてた。あー天国に戻りたいなあ。天国はね、夜がないんだよ。夕方もない。朝と昼ばっかり。天国は、木ばっかり。ここ(地球)みたいなものはなにもない。鉄とか。ビルとか。

 ママ:どうしてここに来たの?
 けい:神さまが、「けいくんが生まれてほしい人がいるよ」と言ったから。ここ(天国)の人とは、夢の中で会えるんだよ。ボクたちは、夢の中でしか会えない。

 ママ:今でも、寝てるときは天国に戻ってるの?
 けい:そう。いち、に、さーん!ってね。ママも一緒だよ。覚えてないの?

 夕飯後
 けい:ボクは、天国にいたときは羽根が生えてたの。天使の羽根が。


 ー そして、わたしが会話をメモしているのをみて、

 「ママをえらんで生まれてきた、ってかいてね。」

 と、付け足しました^^

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 2010年6月28日 (けい8才) 息子が話したことを急いで書き留めたもの

 天国では、やさしそうなおじいさんの天使がいつもそばにいてくれて、天国も楽しかったけど、ある日望遠鏡で地球をのぞいてみたら、ママと、街が見えて、ママのところに生まれることにした。
それは天使とのお別れだったけど、死んだら天国でまた会える。

 生まれる前は着替え室に入って、はだかになって、そこに穴があるから、そこに入ると、思ったお母さんのところに行ける。

 死ぬのはこわくない。天国に戻れるから。天国で待ってる天使とか人たちがいるから。
 死にたいとは思わないけど、死んでもまた会えるから、別にこわくない。
 おじいさんになって、ヨボヨボになったら、もう死んでも死ななくてもどっちでもいい。

 そのほかのことはもう忘れちゃったの。
 地球に来て、楽しいことがたくさんあったから。

 天国にいるときは、誕生日はなかったの。
 ボクが生まれるとき、おじいさん(天使)は5月8日だって言ってたけど、1日前になっちゃった。
 (実は、出産予定日が5/8で、実際に生まれたのは5/7。これは息子には言ってなかったことなのです。)

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 ちなみに、 もうすぐ17才の本人は、

 こういうことを話したことすら、

 なんにも覚えていません^^

 きっと、

 地球での生活が忙しくて楽しくて、天国で神さまや天使と暮らしていたときのことは、すっかり忘れてしまったのでしょう。


 わたくしに至っては、

 昨日のことすら記憶が怪しいくらいなので、

 もちろんじぶんの生まれる前のことなぞ、覚えているはずもなく。笑



 とはいえ、こういう話を聞いてきた中で、

 わたしたちが生まれる前のことを想像して、

 「青い星」という曲を書きました。


 この曲をライブで歌うときに、時々、息子のそんなエピソードを話すのですが、

 ある時、おひとり、

 「子に恵まれなかった(選ばれなかった)夫婦には少しつらかった」という感想をいただいたことがあります。


 わたしが伝えたかったのは、

 "わたしが息子に選ばれた"、というところではなくて、

 わたしたち"自身"もそんなふうに、

 親や、環境や、じぶんの人生を"選んで"生まれてきたのかもしれない、ということです。

 きっとその方は、お辛いかもしれないけれど、もしかしたら、生まれる前に"子どもに恵まれない人生"を選んで生まれてきたのかもしれない、ということです。(ほかの世で子だくさん過ぎて、この人生では子育てはちょっと休憩、とか、今世では子育てよりも仕事に全人生を注ぎたい、とか^^)

 だから、赤ちゃんに"選ばれなかった"のではなく、その人生を"選択"して、その世界を体験していらっしゃるのかもしれない、と。

 だから、その素晴らしいご自分の人生を、"赤ちゃんに選ばれなかった"とはとらえてほしくないなあ、とおもったのでした。

 そのときにお伝えできなかったので。
 (ライブアンケートでいただいた感想でした)

 この場をお借りして。


 言葉足らずで、つらい気持ちにさせてしまって、すみませんでした。

 そして、そのことを伝えてくださり、ありがとうございました。


 それぞれのみなさんが、じぶんで選んだ素晴らしい人生を、喜びとともに、最高に楽しんでいけますように。



 

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