2008年12月31日水曜日

ありがとう

 
 今年も一年、どうもありがとうございました。


 BYGの夜は、大好きなあったかい仲間たちとの演奏で、
 とても幸せな夜でした。


         photo by /Hiroto WATANABEさん


 年末は、友だちの家に招かれたり招かれたりで楽しんでたら、
 ノロウィルスにかかってしまい、
 年末の年末に、嘔吐下痢発熱で寝込んでうなされておりました。

 大晦日、やっと回復。

 大掃除とかできんかった。

 でも身体の大掃除はバッチリできたよ〜(勝手に断食発汗デトックスコース)。

 とてもきれいになった身体で新年を迎えます(笑)。


 来年も、こんなわたくしですが、どうぞよろしくお願いします。

 


 

2008年12月24日水曜日

明日は渋谷に来てね

 
明日は渋谷BYGにて、クリスマスライブです。
お忙しいとは思いますが、ほんのひととき、
いろんなことを置いておいて、
イノトモと一緒に、ゆっくりとした時間を過ごしましょう。

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12月25日(木)渋谷BYG
クリスマスワンマンライブ

出演:イノトモ/スパン子(アコーディオンとピアノ)/伊賀 航(ウッドベース)
飛び入りゲスト:安宅浩司(ペダルスティール)

開場18:30/開演19:30
2ステージ制(入れ替えなし)
チャージ 前売り予約¥2,800(+オーダー)/当日 ¥3,000(+オーダー)

*イノトモバンドの10年来のメンバー、スパン子と伊賀さんと、久しぶりの共演。BYGでのワンマンも久しぶりということで、心の通い合う、特別な夜になると思います。飛び入りゲストは安宅くん。クリスマスの夜に、ほっこりとしに来てくださいね。2ステージあるので、開演に間に合わない方も、2ステージ目からのんびり、という感じで来ていただいても大丈夫です(料金は一緒なんですけれど...)。*

ご予約は、BYGまでお願いします。
BYG 03-3461-8574
http://www.byg.co.jp/

*************************

そして、先着限定20名様(ご希望の方のみ)に、
"クリスマスイノトモちゃん缶バッヂ"を差し上げます!

受付で、バッヂください、と言ってみてくださいね。

では、お待ちしています!

2008年12月21日日曜日

携帯と財布を持たぬまま

 
 今日は池袋駅のメトロプラザの入り口でミニライブだった。

 ちゃんと時間に着けるように家を出たのだが、
 駅についてから、
 財布と携帯とハンカチ、ティッシュを入れたバッグを、
 そのまんま忘れて出てしまったことに気付いた。

 家に戻ると大幅に遅刻する。

 どうしよう。

 そういえば機材のカートの中に、物販用の釣り銭入れの缶があるではないか。

 小銭を数えてみると、池袋駅まではなんとか行けそうだ。

 よし、行っちゃおう!

 お腹すいてて、なにかちょいと食べて行きたいところだけれど、お金も時間もない。でもまあ現場に着いちゃえばなんとかなるだろう。

 と、財布代わりの缶を手に、池袋まで向かった。

 
 現場に着いてみると、思ったより場所が分かりにくい(駅の中だと思っていたので)。

 きっとスパン子も迷っているに違いない、そしてわたしの携帯を鳴らしているに違いない。けど、そのコールは、今ごろ我が家のバッグの中で、主に伝わることなく虚しく鳴っているのだ、きっと。

 申し訳ないが、なんとか自力で辿り着いておくれ、という心境。

 スパン子は、やはり迷って私に電話したらしいが、なんとか自力で到着。

 リハーサルを済ませ、控え室へ。

 というか、このイベントの控え室は、近くのカラオケボックスの一室をお借りすることになっており、

 久しぶりにカラオケボックスの個室に入ったよ〜〜。

 隣から聴こえてくる歌声は笑えるし、

 サンドイッチを頼んで空腹は満たせたし、

 いいねえ。落ち着くねえ笑。

 しかしカラオケボックスでひとりでいるとき、携帯がないと、まったく時間が分からないことが判明。フロントに電話して、「今何時何分ですか?」と聞いたり、飲み物を届けてくれたバイトの子に時間を聞いたりして過ごした。

 財布や携帯や時計がなくっても、なんとかなるもんだね。まあいろいろ面倒だけどさ。

 ライブは、喉の調子があまり良くなくて、声が思うように出ず、少し残念ではあったけれど、池袋の一画に、少しでも、なにかの空気をお届けできていればいいなあ、と思う。

 25日はBYGでの楽しみなライブなので、喉の調子をしっかり整えて、万全で臨みたいです。どうぞよろしく。

 

2008年12月17日水曜日

いがさんとかせちゃん

 
 かせちゃん(スパン子)と、伊賀さんと、25日のBYG用にリハーサル。
この組み合わせは、気がついてみるとものすごく久しぶりだ。

けど、3人の音が重なった瞬間に、
わーこれだ〜、この感じ、
と、じわじわ幸せが押し寄せる。

なんにも変わっていないような、でも少しずつみんな成長しているような。

彼らといると、ほんとに楽しいなあ。

25日が、楽しみだなあ。

その日は、安宅くんも楽器持ってふらりと遊びにきてくれることになったので、さらに楽しみ。
 

2008年11月26日水曜日

さかさまの空

  
「ぼくたち、空の上をさかさまに走ってるよ」

朝、雨の中自転車で息子を園に連れて行く途中、
後ろで息子が言った。

なんだろう、と思って下を見てみると、
雨に濡れた道路に空が映っていて、
その上をわたしたちの自転車が走っているのだった。

ほんとに、空を、逆さまに走っているみたいだった。

一瞬、なにかがゆらいで、
地面がないみたいな気持ちになった。

そういえば小さい頃、
わたしは手鏡の中を上から覗き込んでは、
ずーっとずーっと、"天井を歩くつもり"でその世界を楽しんでいた。
逆さまの世界。

忘れていたその感覚を少しだけ思い出しつつ、
でも、
今のわたしは、
息子を園に届けるため、
意識をもう一度この世界に戻して、
自転車をこぐのに集中した。

危ない危ない。

またあの世界に行くとこだったよ。

ふう。

 

2008年11月23日日曜日

歌う一日店長

 
 どこかでライブをした後、終電あたりで帰って来て吉祥寺の駅に降り立ち、なんとなくもうちょっと飲みたくて寄るお店、それがハバナムーン。

 いつもいいレコードがかかっていて、美味しいおつまみと、美味しいお酒が飲める。

 ちょいと寄るつもりが、居心地が良くってついつい深夜まで(ときには朝方まで)のんびりしてしまうこのお店で、ちょっと冒険ということで、歌う一日店長をやらせてもらいました。



 簡単なわたしの手作りおつまみも出せたらいいなと思って、それならせっかくだから、代表曲「愛のコロッケ」も作っちゃおう、とはりきっていたんだけれど、実は前日、前々日とえらく体調を崩してしまい、コロッケは仕込みに時間もかかるし、ちょっとあきらめムードだった。

 けれど、当日になってみると体調も少し良くなっていて、なんだかやれそうな気がしてきた。慌てて仕込み開始。もうひとつのメニュー、アボカドとタコと豆のサラダも平行して作る。

 しかし急発進だったので、家での仕込みが間に合わず、続きはハバナでやることにした。

 急いで出かける用意をして、カウンターに飾れるよう、家の前のお花をちょんちょん摘んで出かけた。



 音を出せるようにセッティングした後、ひたすらコロッケを丸める。

 そうこうしているうちに開店、お客さんが入っても、まだ丸めていた。






その横でお酒を作る本来の店長、木下さん。



お店は開店したというのにコロッケ作りの作業はまだまだ終わりそうになく埒があかないので、とりあえず一旦、第一弾を揚げ、



残りは木下さんに丸投げして(すんません)、ライブを始めることにした。



途中、吉祥寺在住のハッチェル特急楽団のタケリコさんが偶然ほろ酔いで通りかかって、一杯飲んで、ライブチャージ代わりにポケットの小銭を全部置いていった。



ライブの休憩時間にはカウンターの中をうろちょろしながら、来てくれたひとたちとしゃべったり、
木下さんがかけたレコードのA面が終わったら裏に返したり。



わたしが仕込んで、仕上げの味かげんや盛りつけはまたもや木下さんに丸投げしたアボカドサラダも、ちゃあんとかわいく盛られて提供されていた。



そうしてまた歌って、
 


弾いて、



楽しい夜は更けたのでした。


こんな楽しい企画を提案してくれた木下さん、集まってくださったみなさん、どうもありがとうございました!

もし次やるときは、もっと体調を万全にして、もっと飲みつつもっといろいろやるぞう。


*今回の写真は、WATANABE HIROTO さんが提供してくださいました。どうもありがとうございます。*
 

2008年11月11日火曜日

おじいさんがいつか見た風景

 
 近所のイベント会場の一画で、
 銭湯画を公開で書いている師がいた。

 師は、周りなど気にせず、迷いなくどんどん描いていく。
 わたしはその様子にすっかり心奪われてしまった。

 この風景は覚えているんですか、と質問してみると、

 頭に入ってるからね、と、絵を描く手は休めずに、ぶっきらぼうに答える師。
 



 できあがった絵を見ていると、

 なんだかその風景に、泣けてきた。


 おじいさんが、いつか見た風景。


 木々に光が当たっていて、水面がキラキラしている。

 これは、朝、だろうか。


 そこは雑多で賑やかなイベント会場だったけれど、

 その絵の場所だけくっきりと、その風景になっていた。

 わたしはそこにたたずんで、その川をほんとに見ているような気持ちになった。

 絵を見て涙が出たなんてはじめてだ。

 おじいさんの心に焼き付いている、いつかの風景。


 わたしはよく銭湯に行くのだけれど、
 銭湯で、お湯につかりながら雄大な風景を眺めてのんびりとした気持ちになるのは、
 こんな、銭湯画の師がいるからなんだなあ、と、
 改めて思った。

 最後に師は、はしっこに、長良川、と書いた。

 そうか、長良川なんだ。

 この風景を、ほんとに見てみたいな。

 

2008年11月8日土曜日

黄金町

  
横浜の、黄金町、という場所に初めて行った。

黄金町バザール、というアートイベントの中にある、カフェ「視聴室」でのライブ。

降り立った街はとてもあやしくおもしろく、小さなピンク色のスナックや居酒屋の中をジロジロのぞきつつ、わざと細い道を選んで歩く。

リハーサルと本番までに時間があったので、駅前の、とても細い作りの小さな焼き鳥屋に入った。

店内のテレビでは日本シリーズが流れていて、でもそれとは全然無関係の、常連風のおばちゃんと店主の黄金町的日常会話を小耳に挟みながら、「もしも宮中晩餐会に招かれたら」という本を読みつつ、熱燗をおちょこにそそいでチビチビ飲む。

時折、いったいここはどこなのか、という錯覚に陥る(宮中の晩餐会なのか、それとも黄金町か、はたまた熱気に満ちた球場なのか)。

そうしているうちにあっという間にステージの時間になり、熱燗でポっとあったまった感じで会場に。

時折頭上を通り過ぎてゆく京急電車の音や、突然鳴り出してなかなか止まない目覚まし時計(たぶんどこかのアートブースより)、なんかの参加も許しつつ、ステージを楽しんだ。

聴いてくれているひとりひとりの顔が見える、
歌がひとりひとりに届く感じを味わいつつ、

いい時間だった。

どうもありがとう。

 

2008年10月26日日曜日

もみじ市

 
 和泉多摩川の河原で行われるおしゃれな市、もみじ市に歌いに行った。

 素敵なイベントだった〜。

 今回は呼んでいただいたが、ただのお客としてでも純粋に参加したい市だ。

 
 わたしのステージの時間はポツポツと小雨が降っていたが、秋の小雨の河原もまたいい。野外で歌うのって、ほんとに気持ちいい。

 そこにいる人たちみんないい顔してる。

 tico moonの二人も一緒だったので、急きょわたしのステージも手伝ってもらえることになり、久しぶりの共演。tico moonのふたりのふくよかな音に包まれて、わー最高だー、と幸せ感にひたりながらのステージになりました。ありがとう。

 ステージの後は、キセルの演奏とtico moonの演奏にひたりながら、後ろに流れる川や、空を飛んで行く渡り鳥を眺めた。

 そして、市をひとまわりして、ふたつお土産を買った。

 四角のまな板と、ムコハンのお茶わん。




 ほかにもいっぱい気になるものや食べ物があったのだが、散財しそうだったので、自制して最小限に食い止めた。


 もみじ市に集まる人たちは、主催の人も、出店の人も、お客さんも、素敵な人ばかり。



 とてもいい市だった。


 どうもありがとう。

 
 
 
 

2008年10月19日日曜日

DIY

 
学校ライブの翌日は、

近所の公園で「むさしのこどもまつり」というのをやっていたので、

息子を連れてふらりと見に行ってみた。


そしたら、

"木工コーナー"

があって、

実は最近わたくし引っ越してから、

"DIY"

に少しだけハマっておりまして、

といっても"DIY"の意味を知ったのはつい先月くらいなのだけれども("Do It Yourselfだよ、今さらわざわざ教えるのも恥ずかしい、とムコハンが苦笑気味に教えてくれた")、

我が家に必要なものを、板をゴリゴリ切ったりネジを入れたりペンキを塗ったりして、ときどき"DIY"してるわけですよ。


ともかく、

その"こどもまつり"の一画に材木がたくさんあって、

トンカチ(金槌?)も、ノコギリも、L字の定規も、えんぴつも用意されていて、

本棚が作れるようにちょうどよい材木と、レシピの紙も用意されている。

子どもも大人も一心不乱に本棚を作っていて、そこにフラフラと吸い寄せられた。


わたしは本棚を作るふうを装って板や角材を自分用に調達し、

前から作りたかった奎のおもちゃ置きの棚を、その場の思いつきで作りはじめた。


気がつくとものすごく集中していて、

そばで奎が泣きべそをかいているのにしばらく気づかなかった。


どうやら彼もなにか作りたい形があるらしく、

自分で選んできた材木にトンカチで釘を打っていたが、

その釘が曲がって、

それを抜こうと悪戦苦闘して、

それがうまくいかずに泣きべそをかいているらしい。


「釘抜きを探してきて自分で考えてなんとかしてごらん」と助言してそのまま放っておいたら、

近くで見ていたご老人が見かねて、

「坊やはどうしたいの?なんで泣きべそかいてるの?」

と声をかけてきた。


自分の板をゴリゴリ切りつつも状況を伝えると、

ご老人は、奎のやり方に、それじゃあうまくいかないよ、こうしなくちゃあ、とかなんとか、

うまく行くよういろいろ手を貸してくれはじめた。

おう助かった。奎のことはご老人に預けて母さんは自分の仕事にさらに集中。


そうこうしているうちに、"木工コーナーはもうそろそろ終わりです"のアナウンス。

いそいでトンカチ打って仕上げていると、

片付けがてら通りかかった大工のようなオジサンにわたしの作品を見とがめられ、

「これ、なに」

と仏頂面で聞かれる。

おそるおそる「棚、です...」と答えると、

わたしの作品の強度をぐいぐいと押して確かめ、

「これじゃあ弱い」

といって、

補強用の長い角材を打て、と助言される。

いや、もう時間がないので家に帰ってやります、と答えると、

やにむにそこらの角材を手に取り、わたしの棚のサイズに合わせてゴリゴリと切ってくれ、棚板の下に添えて、

「ここに釘を打て」

と命令される。


言われるままに何カ所かに釘を打ち、

そんなわたしのヘナチョコな打ち方を見かねて、

大工のオジサンが仕上げにガン!ガン!と打ってくれた。


わあ、ありがたい、と思って見ると、

オジサンがガンガン打ったとこの木がうすーく割れていた。


...。

まあいいか。

あとで家でペンキ塗れば割れ目も塞がるやろ。


そんなふうにして、

奎も、わたくしも、ご老人や大工さんに手伝ってもらって完成した自慢の作品を自転車に積んで我が家に帰り、

ベランダでやすりを丁寧にかけ、

時間をかけてペンキを塗って、

完成〜。


                 わたしの作品↑
 

                  奎の作品↑


ああ楽しかった。

息子よ、一瞬忘れて没頭してごめん。


でも気に入ったのができたよ〜(しかもタダで)。

 

2008年10月18日土曜日

世田谷ものづくり学校

 
その廃校は、すごくおしゃれだった。

ものづくりが得意な人が集まると、学校がこんな風になるんだあ、

と、半分口を開けながら、

"元"廊下を歩いて、今日歌うカフェに向かいながらあちこちのぞきつつ、

ほうっとした。


今日歌うカフェは、"元 保健室"だったらしい。

いやぜんぜん面影ない。

いや、少し、水道のとこだけ、学校ぽい。そこがまたいい。

でもとにかくおしゃれである。

三宿てきである(多摩てき発想)。


集まってくれたお客さんたちも、

いい感じにあったかく、

なんかわたしのことを分かってくれているような気がして安心して、

いつも以上に、

ゆるゆるになってしまった。



好きな歌を歌う。

とりとめもなく、しゃべる(余計なことまで)。


付き合ってくださったみなさん、どうもありがとう。


わたしのことを、あきらめないでくれたら幸いです(苦笑)。

 

2008年10月15日水曜日

高畠ワイナリー

 
山形県の高畠ワイナリーのイベントで歌うため、前日に新幹線で山形へ。
 
実は、このライブではじめて共演させてもらう浜口茂外也さんと、新幹線で初顔合わせ。

お会いしたこともない大先輩と当日何曲もセッションさせてもらうことになり、しかもその打ち合わせは初対面の新幹線のとなり同士の席、ということで、結構ドキドキしていたけれど(なにしろメールのやりとりすらしたことがないのだ)、でも、半分以上は期待&安心感。

だって、音楽って、つながってゆくものだから。

しかも相手は幾多のセッションに長けたプロフェッショナルであるわけだし。


もとやさんは思ったとおり素敵なミュージシャンの匂いのする方で、わたしの方はすぐに打ち解けてしまった。


山形に着いて、イベンターの方が用意してくれたスタジオで1時間ほど音合わせ。

ああもうこれでOK。

一緒に音楽を奏でてしまえば、親しさ倍増。

とは言っても大先輩なのだけれど。


だいたいの準備も済んで、その後、

翌日は朝丘雪路さんとイノトモの2ステージということで雪路さんも前乗りでいらしていて、その食事会に参加。


雪路さんとももちろん初対面。
なんてかわいい方なんだろう(超大先輩だけれど)!

雪路さんのお話がとにかくおもしろくって、そしてご本人のふるまいやそぶりや話し方がやはり位の高いお姫様のような優雅な感じで、わたしはそれをなんだかテレビ番組を間近で見ているような感じで、ちんまりと同席していた(笑)。


翌日。

ステージの直前に雨が降ったけれど、しばらく待っていると雨もやみ、歌っている間には日も差しはじめた。

イノトモの曲に、もとやさんにカホンやスネアやギターで参加してもらい、もとやさんのソロコーナーもあり、そして彼のお父さまの曲「涙くんさよなら」と「バラが咲いた」を一緒に歌わせてもらった。ステージで歌ってみて、あらためて、なんていい曲なんだろう、と思った。もとやさんは、あの歌の、バラの庭を知っているんだなあ、と、感動した。


ステージの後はもう、楽屋にどうぞと置いてあるたくさんのおいしいワインを飲み続け、
雪路さんたちの素敵なステージも堪能し、
いやほんとに、
呼んでもらえて光栄でした。


美味しいワインと音楽。素敵な方々との出会い。


最高だ〜。

 

2008年10月6日月曜日

探検

 
 今日は朝から雨だったけれど、

 息子(ケイ6才)の園がお休みだったし、わたしも久しぶりにのんびりとした気持ちだったので、

 探検

 に行くことにした。雨の中カッパを着て。


 朝ごはんの後、

 「探検に行くよ」

 と言うと、息子はすごく喜んで、リュックを用意し、なにやらいろいろ詰めていた(たぶんその荷物の出番はないだろうが)。


 
 探検なので行ったことのないところにしよう、と、

 自転車で20〜30分くらいかけて石神井公園に行った。


 石神井公園って、広いんだねえ。

 そして、わたしたちが時々行く西荻窪の善福寺公園にとても似ている。

 息子は、「ちがう道とおって、ぜんぷくじこうえんに来ちゃったんじゃないの??」としばらく心配していた。


 雨の中の散歩って、いつもとまた全然違ってなんだかわくわくするね。

 水たまりや。雨がカッパに落ちる音や。

 林はちょっとこわいくらいに薄暗いし。でもあえて進むのだ。探検だから。

 ふたりで歩いてる間じゅう、息子はずっとうれしそう。

 そういえばライブ続きで、しばらくこんなふうに彼とゆっくり過ごしてなかったかも知れない。
 休みの日でも、次のライブのことを気にかけていたり、新居の部屋の改造のことばかり考えていたりして。



 東京の木は、背が高いなあ、と、いつも思う。

 福岡の木と、全然感じが違う。

 わたしは、東京の、多摩の、雑木林が好きだ。

 詩的な感じがするよね。


 
 しばらく歩いていると、

 子猫三匹に遭遇。

 めちゃめちゃに警戒している、完璧なノラの子猫たち。

 こちらの出方をものすごく窺っている。

 こういうときは、3mくらい離れて、息をひそめて、彼らを見つめながらじっと座る。

 
 こちらが動かないのを見ると、

 じわ、じわ、と、寄ってくる。




 そして、小さい声で、にゃあ、と鳴く。

 たぶんお腹をすかせているのだろう。


 ノラ猫にごはんをあげると、その後の彼らに影響してしまうので、

 なるたけあげない方がいいとは思うのだが(キミたちは野生の猫として、バッタなど捕まえて生きて行かなければならないのだよ)、

 こちらの一挙手一投足にビクつきながらも、"お腹すいた"サインを送ってくる子猫たちを見過ごせず、

 ちょうど持っていたポップコーンを、小さくちぎって、あげてみた。

 みんな、ガツガツ食べる。



 塩分があるので、控えめにね。


 息子は、彼らにあげながらも、自分もモリモリ食べる笑。





 彼らはガツガツ食べながらも、

 撫でさせてはくれない。

 こちらが手を伸ばすと、さっと身をかわして逃げる。

 さすがノラ猫よ。

 そのまま、野生の中で誇らしく生きていっておくれ。

 あの池には魚もいそうだしね(釣り人がいた)。


 
 広い公園を、ルートを変えつつふた周りくらい歩きまわり、
 息子が疲れてもうかえろう、と言い出したので、
 公園を後にした。


 帰り道は日が差して、気持ちの良い秋空になった。


 
 家に戻って、夕飯の支度。

 今日は、レンコンとニンジンと納豆としらすを混ぜて揚げたレンコンボール、友だちが近くの畑で作って届けてくれたつるむらさきのおひたし、野菜いっぱいのお味噌汁。

 と思って作っていたのに、途中、息子がどうしても「山芋が食べたい」という。山芋は、ない。


 普通なら、夕飯の用意の途中にそれだけのためにわざわざ買い物に出るのは面倒なので、"明日ね"とか言ってすぐに却下だが、
 そういえば彼はおとといから山芋が食べたいと言っている、と思い出し、
 もしかしたら彼にとっては本能的に必要なのかも、と考えて、
 料理を途中で置いて、スーパーに"山芋だけ"を買いに行くことに。

 
 非常に面倒だったが、結局彼はとても喜んでもりもり食べた。ごはんもおかわりして、もちろんそのほかおかずもモリモリ食べた。

 時間はちょっとロスしたけれど、うん、これで良かった。


 寝る前にゆっくり絵本を読んであげて(いつもは早く寝かせたくて長い話は却下するのだが、今日はなんでも選んでいいよ、と言うと、逆に今日の彼は、長い本は選ばなかった)、彼は愛犬パピー(1才のときからの仲良しのぬいぐるみ)を抱きながら満足げに眠りについた。

 
 いつもこんなふうにしてあげられるといいのだけれどな。


 いつも忙しい気持ちでごめん。


 良い夢を。

 

2008年10月5日日曜日

お久しぶりです。

 
 気が付くと、10月になっていました。

 今年の夏は、短かったなあ。

 もっと海とか行って遊びたかったなあ。

 
 もうキンモクセイが香っているね。

 秋の虫がわいわい鳴いているね。



 前の日記からずいぶん日が空いてしまいましたが、

 ウッドストックの後は、入間SO-SOでのライブ、江ノ島での海さくらコンサート、
 下北440でのピラニアンズとの共演、そして今日の助産師会館でのミニライブ、と、
 思い出深いイベントの目白押しでした。

 そしてライブじゃない日は、息子の幼稚園。

 ひとつひとつの日記をゆっくり書く間もなく、日々が過ぎてしまいました。

 
 今日の助産師会館でのイベントは、

 妊婦さんや小さいお子さんを持つお母さんと、助産師さん向けの企画。

 1部は、池川 明さんという、本もたくさん出していらっしゃる産婦人科医の先生の講演で、2部がイノトモの歌。

 池川先生のお話がすごく良かった〜。

 赤ちゃんは、お母さんを選んで生まれてくるんだ、という、胎内記憶のお話。

 すばらしいメッセージがたくさん込められていて、涙じわん、でした。
 
 お話を聞きながら思い出したんだけど、わたし、この先生の著書を読んだことがあるんだった!

 なんで気付かなかったんだろう。

 うれしくって、その後の控え室で、イノトモのアルバムを「良かったら聞いてください!」と勢いで渡してしまったよ。

 そしたら逆に、先生の最新本をサイン付きでいただいちゃった〜〜〜。わー!

 さっそく読み始めてます。

  

2008年9月17日水曜日

勝手にウッドストック

 
 今年の「勝手にウッドストック」も、最高に良かった〜〜。

 今年は息子(ケイ6歳)と参加。

 お天気にも恵まれて、最高のキャンプライブ。


 今年のわたくしはイベントのトップバッター。

 森と、湖と、九月の空に溶けてゆくような、そんな気持ちで歌を歌った。


 自分のステージが終われば、後は楽しむばかり。

 今年も素敵な出演者の人ばかり。

 飲んで踊って笑って歌って。

 最高だ〜。

 
 毎年思うけれど、こんな、参加者みんなが楽しいイベントを企画運営するなんて、
 バンバンはほんとにすごいバンドだ。バンバンバザールに幸あれ。


 そして今年は、参加7回目にしてはじめて泊まった。

 とくに泊まる用意はしていなかったのだが、息子が、泊まっていこう、泊まっていこうよ、と懇願するものだから、

 そしてわたしも、飲んでいい気持ちなものだから、

 そのまま泊まって行くことにした。


 そして、深夜帯のウッドストック初体験。わーい。


 そこにいるミュージシャンが代わる代わる演奏し、眠くなった人たちがぽつぽつ消えて行き、

 わたしは3時半くらいまでは歌ったりギターを弾いたりで参加していたが、眠くなったアナマキのマキちゃんとともに引き上げ、でもその後も五時過ぎくらいまで延々と深夜の音楽会が繰り広げられていた。

 
 いやあ実際、深夜もまた楽しいねえ。


 そして翌朝は6時半に息子に起こされ、

 起きたくないのでしばらくごねたが(大人なのに)、結局はやはり起きるはめになり、

 おかゆを食べて、コーヒーを飲んで、

 ミュージシャンへのふるまいのおにぎりを作り(朝のみんなの食事は主にマネージャーのつげさんが活躍していた)、

 その後は、竹を削ったりしながら朝ののんびりした時間を過ごした。


 そして2日目の昼の部のアーティストの人たちのステージを楽しんで、

 
 午後に、キャンプ場を後にした。


 
 帰りのボートでは、

 船主の山口さんが我が息子に舵をとらせてくれて、


 舵をにぎる息子の後ろで、

 わたしの方が手に汗握っていた。


 だって山口さん、息子に舵をまかせて、ほとんど手放しなんだもの。


 ほかにもウッドストック帰りのお客さんたちをたくさん乗せているし、

 息子の手にみんなの命がかかっている、

 と、わたしひとり勝手にハラハラしていた。


 そんなわたしの気持ちをよそに余裕の山口さん、ありがとう(おととしはボートで大波を作って楽しませてくれた)。


 6才で船の舵取りなんて、なかなかできる体験じゃないよね。


 
 そんなふうに、今年も、最高に素敵な時間を過ごさせてもらいました!


 バンバンのみんな、そしてスタッフの人たち、お客さんたち、どうもありがとう、お疲れさま!!
 
 

 

 
 

2008年9月9日火曜日

そば屋にて

 
 初めて入った近所のおそば屋で、
 ビールを飲みながら、みそきゅうりなどをつまみながら、
 お店のマンガを読んでいたら、

 マンガの中に、

 折りたたまれた

 "3万円くらい"

 が、挟まっていた。


 わあ、お金だあ!


 とびっくりして、すぐさまお店のお姉さんに、

 「ねえ、これ、挟まってたんだけど、知ってた!?」

 と、そのまま渡した。

 お姉さんもびっくりして、

 厨房にいる店主に報告しに行った。


 店主のお兄さんが、びっくり&喜び顔でお礼を言いに出てきた。


 その後しばらくして、

 追加ビールのサービスが!!


 「店主が、"なくなったと思ってたお金だったので、お礼に"と言ってます」

 と、お姉さん。


 どういうわけでそんな、店頭に並べてるマンガ本の間に大金を挟んじゃってそのまま行方不明になったのかは知らないが、

 とにかくわたしにとってはビールのサービス!

 やったね〜〜〜〜。


 こういうことって、あるんだねえ笑。

 


 

2008年9月6日土曜日

保育所ライブ

 
 兵庫の川西市の、保育所に歌いに行った。


 朝7時の飛行機に乗るため、4時起き。

 息子を起こさぬようこっそり起きたのだが、

 ぐっすり寝ていても、そういう異変にはすぐに気づいてしまうらしい。

 「ママ〜〜〜〜〜」

 と泣く息子に後ろ髪をひかれながらも、あとはムコハンにまかせて出かけた。

 こういうとき、いつもとっても複雑な気持ち。

 彼を泣かせたくないのになあ。

 この母の未練が、彼の"ママ〜〜〜(泣)"に影響しているのだろうか。

 でもごめんよ。

 母さんは歌いに行くよ。いつの日にか、わかっておくれ。


 
 そうして、川西。

 快晴。


 午前は、保育所の元気な子供たちや地域の母子を相手に、童謡中心のうた。

 
 お昼に園のおいしい給食をいただいて、


 


 午後は、大人向けに(子どもたちもいたので子ども向けにも)。


 お客さんもたくさん集まってくれて、

 とっても素敵な時間だった。


 呼んでくれたながおさん、保育所のみなさん、集まってくれたお客さんたち、

 どうもありがとう!!


 帰りの伊丹空港の滑走路はもう夜で、宝石をちりばめたみたいに綺麗だった。


 夜の空港って、綺麗だね。


 飛行機から見下ろす街の灯りも。


 


 
 

2008年9月1日月曜日

浜松

 
 浜松の友人、マッキンがママをやってるお店「ニューロマンマキ」の一周年記念のお祝いに、歌いに行った。


 息子は置いて行く予定だったのだが、その朝ムコハンが二日酔いでまったく起きる気配がなさそうだったので(起きたにしてもきっと使い物にはならない感じ)、急きょ息子も連れて行くことに。

 新幹線に乗って、ふたりとも超ごきげん。


 浜松駅に着くと、バンバンチーム(今回一緒に祝う)が迎えに来てくれており、みんなで南の島みたいなカフェでゆっくりしてから、お店へ向かった。


 "ニューロマンマキ"。

 渋いよー。

 昭和の匂いプンプンだよう。


 お客さんもたくさん集まって、わいわいとした中での生音ライブ。

 当初はフクシマくんとイノトモだけの予定だったのだが、バンバンメンバーもいるということで、トミヤン&クロちゃんも参加、贅沢な夜になった。

 生の彼らの音はまたさらにいいね。

 それぞれの立ち位置が部屋の中でトライアングルになっていて、うーんこれは天然のステレオ、もしくはもっと立体感のある贅沢な音場だった。

 しかも瞬時になんでもできちゃうので、そしてイノトモの曲も彼らの脳みそコンピュータにちゃあんと入れてくれているので、安心&驚き。いつもながら、ありがとう。


 演奏の間我が息子はというと、演奏も聴かずに控え室でずっとほかの子と遊びまくっていた(遊び相手がいて良かった)。

 演奏終了後はお客さんも巻き込んで、古い野球ゲームで熱戦を繰り広げていた(ちなみにエアコンなしの、猛烈に暑い部屋で)。




 翌日は、マッキンの仲間とバーベキュー。

 バーベキューというか、正確に言うと、お店の敷地の大家さん(マッキンのステキな友人ご夫婦)の庭で、七輪的なもので焼く静かなもの。

 わたしたちはお庭を窓越しに見ながら茶の間にごろんごろんしていて、奥さんのケイチャンが作ってくれたちょっとステキなおいしいものたちや、ダンナさんが庭で焼いてくれたものをどんどん窓から届けてもらって、それを食べてはマンガを読みふけるという(しかも「悪女バイブル」)、そんな、バーベキューというにはおおよそ無縁な、怠惰な感じの。

 最高に心地よい時間。

 
 あー贅沢した。

 おいしいものと、マンガ(悪女バイブルだけど)と、BGMには浜松弁のゆうるりとした彼らの世間話(〜に、とか、〜ら、とか笑)。

 
 ありがとうね。

 また行くね。


 

2008年8月23日土曜日

つくば音の森

 
 とーべん祭りの翌日は、

 「つくば音の森」

 というイベントへ。

 
 なんだかいい感じそうな野外イベントで、"つくばエクスプレス"にも乗れるので、息子を連れて行った。


 つくばエクスプレスって、めっちゃ早いのね。

 体感的には、新幹線なみだった笑。


 現地に着くと、そこはほんとに森だった。

 静かな森。

 ひぐらしが鳴いている。

 音楽が鳴っている。


 奥の方にはちょっとしたアスレチックもあって、

 わー素敵なところだー、と感激。
 
 息子を連れてきて良かった。


 息子はさっそく、ベンちゃん(わたしの中では、リーダーという呼び名)とアスレチックへ。彼は"ヤングナッツ"のリーダーで、今回は、今野くん(2日連続の共演)バンドの一員。奎に会うといつも相当遊んでくれる。ありがたい。




 本番は、ひぐらしの大合唱の中、その音に、その空気に、包まれるような、溶けてゆくような感覚。やっぱり、野外のライブってすばらしい。



 途中からスパン子(今野くんバンドの一員として来ていたのを急きょかり出して)にも参加してもらって、やっぱりいいなあ、と、じんわりと素敵な気持ちで歌った。ありがとう。愛だね。



 
 イノトモの後は今野くんのステージで、その間、スパン子の息子、芳ちゃん(1才くらい)を抱いていた。芳ちゃんはちょうど人みしりな時期で、しかも眠い時間帯でもあり、ステージの間中ずっとずっと母さんを求めて泣いていた。わたしにはどうすることもできず、ただ抱いてウロウロするのみ。芳介、がんばれ。おまえの母さんは、今、素敵な演奏をしている最中なのだよ、なんて思いながら。

 彼はずいぶんがんばって長いことあきらめずに泣き続けていたが、そのうちに泣き疲れて眠ってしまった。母さんが戻ってくるほんの少し前に笑。

 その間、我が息子は、リーダーが木の間に作ってくれたハンモックにゆられながら、ご機嫌に音楽を聴いていた。時折、わたしが用意して行ったおにぎりをかじりながら。大きくなったものだ。



 帰りも、つくばエクスプレスに揺られて。


 とってもいい旅でした。


 呼んでくれたよっしー、さるたさん、実花ちゃん、その他スタッフのみなさん、どうもありがとうございました!

 楽しかったです。

 

2008年8月22日金曜日

とーべん祭り

 
 祭り続きの、下北編。

 もともと吉祥寺のいせやで飲んで盛り上がって、

 そのあと流れたお店での即興セッションが大変に盛り上がって楽しかったので、

 とーべんさんが「これをそのままとーべん祭りにしよう」

 と言い出したのがきっかけのこの祭り。

 その雰囲気はかなり存分に発揮できていたと思います。

 みんなほんとに素敵だしなあ!

 贅沢な夜でした。


                 *写真コーナー*


            今野くんに、曲の歌詞を聞いているところ

 


               潮音ちゃんとのセッション
 



                イノトモコーナー

 


              佐野史郎さんとのセッション

 


        今野くんの歌に、コーラスとドラム(スネアだけ)で参加
 



                全員参加コーナー
 



                   打ち上げにて。
 


この日はじめて栗コーダーカルテットの栗さんにお会いしたのだが、打ち上げではなしをして、なんと我が家(新居)の超ご近所さんなことが判明。通ってるお店も一緒だった笑。


 とにかく、素敵な夜をでした。
 とーべんさん、企画してくれてありがとう!

 

 

2008年8月20日水曜日

五日市街道祭り

 
 昨日のスタパライブは良かったな。

 一年前にわたしたちで企画したイベントの、第二弾。

 ハッチェルさんも、マツクラも、その一年分、いやそれ以上に進化していた気がする。

 吉祥寺仲間、というだけのゆるいきっかけだけれど、そんなこと関係なくふたりのステージにはとても刺激を受ける。

 ハッチェルさんの芸の爆発、マツクラの、純粋な、自由な、歌。

 セッションに飛び入りでトランペットの下田さんも参加してくれて、盛り上がった〜。

 来年は、もっともっとたくさんのお客さんに、この感じを伝えたいな(もちろん来年もやるのだよ)。


 打ち上げはもちろん中華街で(中華街、という名の、一件の店。朝までやってて、しかもおいしいので、吉祥寺でのライブの打ち上げは結構ここに流れる)。

 ハッチェルさんと下田さんの、クダラナ妄想トークが止まらず、こちらは笑い過ぎてお腹が痛かった。

 わたしは2時頃にはおいとまさせていただいたが、八チェルさんは7時くらいまで飲んでいたらしい。

 さすがだ〜〜わたしにはもう真似できないかも。

 
 だって何時に寝ようと、7時には息子が起きるのだもの。

 そして、朝から「プールに行きたい」とか言うのだもの。

 もちろん今日は朝から市民プールに連れて行ったよ、普通にね。


 ミュージシャン 兼 母、って、そんな感じだ。
 
 
 ライブの余韻、なぞ、翌朝にはかき消されてしまうのだよ。

 
 

 

2008年8月11日月曜日

吉祥寺

 
 昼は吉祥寺のカフェdarchaで、松倉さんと八チェルさんと来週のスターパインズの打ち合わせ。

 とは言ってもやはり打ち合わせの合間合間に脱線する。

 この3人だから仕方ない。

 ちなみに脱線風景。博多みやげのにわかせんぺい〜〜。



 ブサイク。

 福岡の人なら必ず人生一回以上はやっとうやろ。

 たぶんほかのふたりのブログにもそれぞれのにわかせんぺいお面写真が載るだろう。

 しかしアホだなワタクシたち。


 そのほかいろいろ脱線しつつもなんとか来週の流れは決まり、あとは楽しいスタパの夜を待つだけだ〜〜。
 急きょ、トランペットの下田さんも飛び入りで参加してくれることになったし。
 ぜったい楽しいぞ。みんな来てね。


 夜は、八チェルバンドがアムリタ食堂でライブをするというので、松倉さんとふたりで乗り込んで、来週の宣伝がてら、飛び入りで歌わせてもらった。

 アムリタのおいしいごはん、おいしいお酒、そして八チェルバンドの超ごきげんな調べ。

 今日も最高だった〜。

 
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 8月19日(火)吉祥寺 スターパインズカフェ
 出演:ハッチ・ハッチェル、松倉如子、イノトモ
 開場 18:30/開演19:00
 前売り¥2,600/当日¥2,900(1drink別)
 ●スターパインズカフェ
 http://www.mandala.gr.jp/spc.html

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2008年8月9日土曜日

川遊び

 
 鳥栖の方の川に遊びに行った。

 とっても気持ちの良い、しかも遊びやすい、いいところだった。

 


 夏だねえ。


 

2008年8月8日金曜日

井上パンチ

 
 父正人と、妹とわたしの3人で、ちょっといい感じのお店に飲みに行った。




 3人とも飲むのが大好きなので、こういうのはとっても楽しいのだ。




 それにしても、父とは長い付き合いだが(笑)、飲むたびに、毎回父の新たな逸話が出てきて、かなり笑える。

 今回は、昔、父が考案したというオリジナルカクテル、"カルピスパンチ"というのがある、という初耳話(そんな話聞いたこともなかったし、父は普段ビールや焼酎ばかりでカクテルなど飲まないので、ほんとかどうかかなり怪しい。けどほんとらしい。しかも、昔の父の自宅にバーカウンターまであったという初耳まで)。

 目の前にいたバーテンダーさんが、そのカクテルをサービスで再現してくれて、わたしたち娘はそれを「井上パンチ」と名づけ盛り上がった。しかも普通に美味しい笑。


 帰り道。

 地下道ではしゃぐ父。





 この後、父がずっと連れて行きたいと言っていたおもしろいライブバーへ連れて行ってもらい、とんこつラーメンでしめて、ご機嫌で帰った。

 いやあ楽しかった。

 
 

2008年8月7日木曜日

腕の裏筋

 
 腕の、裏筋が痛い。

 おととい、弟が通っているボルダリングジムに着いて行き、ついでにわたしも登らせてもらったのだが、これが結構おもしろくって、ついつい次々と登る。



 1時間ばかりすると、難易度も高くなり、そして、それに挑戦するにも、だんだん腕に力が入らなくなって、その日は断念。

 その夜は、お箸を握る力も、もうなかった笑。腕、よろよろ。

 
 二日経った今日は、首や肩から腕にかけての筋肉痛。もちろん腕の裏もまだ笑。

 思い切り動かせば治るかも、と思い、近所の市民プールで思い切り泳いでみたが、どうもならん。


 料理するとき、包丁を持つ手に力が入らない。ほかにも、ビニールを開けるとき、物を持つとき、、、

 いやあ、腕の裏の筋肉って、普段結構使うのだねえ。こういうときによくわかる。


 でもこの筋肉痛が治ったら、またぜひ登りたいなあ。

 あの感じ、好きかも知れない。

 

 

 

2008年8月5日火曜日

福岡

 
 バンバンバザールの夏のイベント、「勝手にニューポート」に出演のため、福岡の実家に息子とともに戻って、そのまましばらくのんびりしております。


 「勝手にニューポート」は今年も最高だった~~。




 夏の空と、セミの声と、風と、音楽と、ビール。

 草むらに寝っころがって。

 いえーい、となったら、おもむろに起き上がって客席の方に行き、踊る。踊る。

 いい日だったな。


 毎年呼んでもらえて、ほんと感謝している。
 


 そしてライブも終わり、実家でのんびり。

 やっと夏休みだ。


 セミがわしわし鳴くなかを、息子を自転車の後ろに乗せて、近所の海へ行く。




 海で遊んだり、砂浜で本を読んだりしながら過ごす。


 ライブとか引越しとかでバタバタだったからね、こんな時間は久しぶりな気がするよ。


 
 夏、満喫中。


 
 

2008年7月29日火曜日

尼崎〜京都

 
 尼崎〜京都の、三日のライブ旅に行ってきました。

 
 尼崎のブラントンは、噂通りのとってもあったかいお店だった。

 花*花のこじまいづみちゃんが"実家"と称しているこのお店。


 音もすごく良くって、とても素敵な空間。



 お店の人たちもとてもあったかくって、こういう場所から、素敵な音楽が育って行くのだろうな、と思った。

 ライブ後には、お店の母さん特製の、超美味しいカレーをふるまっていただき。



 そして、なんと、10周年のお祝いに、と、とても豪華な花束までいただいた〜〜〜!



 感動!!なんてあったかいおもてなし。

 ほんとにほんとにありがとうございます。これからもどうぞよろしくです。


 翌日は京都に移動して、まずは本日泊めてもらうこじま邸に。

 いーたんの愛息子のはるちゃんが、かわいいさかりだ。

 



 みんなでお昼を食べて、今回のメインイベント、拾得に向かった。



 噂の拾得は、やはり素敵な空間だった。



 ここにも音楽の神様がいらっしゃるね。



 共演のスチョリさんも、いーたんも、とてもいい歌を歌っていたなあ。



 こんなイベント、最高だなあ。




 主催者の中上くん、呼んでくれてほんとにありがとうね。お疲れさま。

 
 その夜はこじま邸に泊まらせてもらい、翌朝、ごはんが食べたかったので、自ら台所に立って米を炊き、お味噌汁を作らせてもらった。



 いーたんがその横で超おいしいだし巻き玉子を作り、シャケを焼いてくれた。自家製のかぶのぬか漬けも出してくれた。

 最高の朝ごはんだ〜〜〜。



 そして食後には、ダンナさんのカンちゃんが美味しいコーヒーをいれてくれる。



 最高だ〜〜〜〜〜。


 そして、午後、下鴨神社の御手洗祭りに連れて行ってもらって、冷たい水に足を浸して歩いた。





 とってもいいお祭りだね。感動。ありがとう。


 その後、いーたんにさらさ西陣に送ってもらい、ライブの準備。





 着いてから気づいたのだが、このお店、音を出す機材がなんにもないのだね。

 わーどうしよう、もちろん生音、生声でやる気合いはあるけれども、やはり広いお店なので、心細い。

 先月お世話になったSOLE CAFEの村田さんにSOSの電話を入れたら、ちょうどお店がお休みということで、ご夫婦で機材を届けに来てくださった〜〜!

 急なお願いだったのに、機材を用意して快く駆けつけてくださって、ほんとにほんとにありがたかった。


 本番は、そういうわけでなんとか、いい感じで歌を届けることができて、ひと安心。



 途中からは、完全アンプラグドで。


 集まってくださったお客さんたちもすごくいい感じの人たちばかりで、ほんと、幸せなひとときでした。


 ライブ前にさらさの店長が出してくれたおにぎりと、ゴボウの冷製スープは超おいしかった。

 わたしの好きなマンガもたくさん置いてあるし、今度はプライベートでゆっくり行こう。


 ライブ後の記念撮影。



 さらさの店長、SOLE CAFEの村田さんご夫妻、ガケ書房のヤマケンと。

 これって、京都的には超豪華メンバーじゃないですか。

 こういう人たちと繋がれるって、ほんとに幸せだ。


 スタッフの子たちも、かわいい子たちばっかりだった〜〜。






 その夜はまたこじま邸に戻り、いーたんがおいしいサラダうどんを作ってくれた。

 そして、夜の女子トーク炸裂(笑)。
 

 翌朝、なんといーたん手作りパンで朝ごはん。



 息子のはるちゃんはずっとこんなご機嫌。いい子だ。いい子過ぎる。

 

 もちろん、カンちゃんがいれてくれた美味しいコーヒーとともに、最高のモーニング。


 もうもう、ほんとにおいしかった!

 ああ見習いたい、彼らの生活(わたしの生活は、引っ越しやライブ続きのため、凄まじく荒れておりますため)。



 この旅もまた、たくさんの人たちに、たくさんの愛をもらった旅でした。


 このご恩をどうやってみなさんに返そうか、思案中。